2.13.3 Ethernet History
イーサネットの統計情報の来歴に関するMIBです。
(1) 識別子
rmon OBJECT IDENTIFIER ::= {mib-2 16} history OBJECT IDENTIFIER ::= {rmon 2} etherHistoryTable OBJECT IDENTIFIER ::= {history 2}
(2) 実装仕様
Ethernet Historyの実装仕様を次の表に示します。
# |
オブジェクト識別子 |
アク セス |
実装仕様 |
実装 有無 |
---|---|---|---|---|
1 |
etherHistoryTable {history 2} |
NA |
[規格] イーサネットの統計情報の来歴テーブル。 [実装] 規格に同じ。 |
Y |
2 |
etherHistoryEntry {etherHistoryTable 1} |
NA |
[規格] イーサネットの統計情報の来歴テーブルのリスト。 INDEX { etherHistoryIndex, etherHistorySampleIndex } [実装] 規格に同じ。 |
Y |
3 |
etherHistoryIndex {etherHistoryEntry 1} |
R/O |
[規格] historyControlIndexのインデックス値と同じ値。値の範囲は1〜65535。 [実装] 規格に同じ。 |
Y |
4 |
etherHistorySampleIndex {etherHistoryEntry 2} |
R/O |
[規格] 同じetherHistoryIndexの値の中でユニークな値で1から順次値を設定します。値の範囲は1〜2147483647。 [実装] 規格に同じ。 |
Y |
5 |
etherHistoryIntervalStart {etherHistoryEntry 3} |
R/O |
[規格] 統計情報の取得開始時間(単位:1/100秒)。 [実装] 規格に同じ。 |
Y |
6 |
etherHistoryDropEvents {etherHistoryEntry 4} |
R/O |
[規格] サンプリング時にパケットの取りこぼしを検出した回数。 [実装] 規格に同じ。 |
Y |
7 |
etherHistoryOctets {etherHistoryEntry 5} |
R/O |
[規格] 特定時間内での受信したオクテット(バイト)数。bad packetsを含みます。 オクテット数の算出には,フレーム長のMACヘッダからFCSまでの範囲を使用しています。 [実装] 特定時間内での送受信したオクテット(バイト)数。bad packetsを含みます。 オクテット数の算出には,フレーム長のMACヘッダからFCSまでの範囲を使用しています。 |
Y |
8 |
etherHistoryPkts {etherHistoryEntry 6} |
R/O |
[規格] 特定時間内での総パケット受信。bad packets,broadcast packets,multicast packetsを含みます。 [実装] 特定時間内での総パケット送受信。bad packets,broadcast packets,multicast packetsを含みます。 |
Y |
9 |
etherHistoryBroadcastPkts {etherHistoryEntry 7} |
R/O |
[規格] 特定時間内でのbroadcastパケットの受信数。bad,multicastパケットは含まない。 [実装] 特定時間内でのbroadcastパケットの送受信数。bad,multicastパケットは含まない。 |
Y |
10 |
etherHistoryMulticastPkts {etherHistoryEntry 8} |
R/O |
[規格] 特定時間内でのmulticastパケットの受信数。bad,broadcastパケットは含まない。 [実装] 特定時間内でのmulticastパケットの送受信数。bad,broadcastパケットは含まない。※ |
Y |
11 |
etherHistoryCRCAlignErrors {etherHistoryEntry 9} |
R/O |
[規格] 特定時間内でのFCSエラーパケット受信数。 [実装] 規格に同じ。 |
Y |
12 |
etherHistoryUndersizePkts {etherHistoryEntry 10} |
R/O |
[規格] 特定時間内でのショートサイズパケット(フレーム長64オクテット未満)受信数。 [実装] 規格に同じ。 |
Y |
13 |
etherHistoryOversizePkts {etherHistoryEntry 11} |
R/O |
[規格] 特定時間内でのオーバサイズパケット(フレーム長1518オクテットを超えた)受信数。 [実装] 特定時間内でのオーバサイズパケット(最大フレーム長を超えた)受信数。 |
Y |
14 |
etherHistoryFragments {etherHistoryEntry 12} |
R/O |
[規格] 特定時間内でのショートサイズパケット(フレーム長64オクテット未満)受信数でFCSエラー,Alignmentエラーのもの。 [実装] 規格に同じ。 |
Y |
15 |
etherHistoryJabbers {etherHistoryEntry 13} |
R/O |
[規格] 特定時間内でのオーバサイズパケット(フレーム長1518オクテットを超えた)受信でFCSエラー,Alignmentエラーのもの。 [実装] 特定時間内でのオーバサイズパケット(最大フレーム長を超えた)受信でFCSエラー,Alignmentエラーのもの。 |
Y |
16 |
etherHistoryCollisions {etherHistoryEntry 14} |
R/O |
[規格] 特定時間内でのコリジョン数。 [実装] 規格に同じ。 |
Y |
17 |
etherHistoryUtilization {etherHistoryEntry 15} |
R/O |
[規格] 物理レイヤの利用率の見積もり。値の範囲は,0〜10000。 [実装] 利用率を示します。 半二重回線の場合の利用率は,{パケット数×(9.6+6.4)+(オクテット数×0.8)}÷{時間間隔×回線速度}×1000で計算します。 全二重回線の場合の利用率は,{パケット数×(9.6+6.4)+(オクテット数×0.8)}÷{{時間間隔×回線速度}×2}×1000で計算します。 |
Y |