コンフィグレーションガイド Vol.3


24.5.3 適応ネットワーク構成例

〈この項の構成〉

(1) IPv4 PIM-SMを使用する構成

本構成は次の場合に適応します。

[ネットワークの環境]
  1. 前提条件として,すべてのルータでユニキャスト経路が必要です。

  2. 本装置間のマルチキャストルーティングプロトコルにはPIM-SMを使用します。

  3. 各受信者と本装置間のマルチキャストグループ管理制御にはIGMPを使用します。

  4. 一つの装置をランデブーポイントおよびブートストラップルータとします。

  5. ランデブーポイントを静的ランデブーポイントとして指定することもできます。この場合,システム立ち上げ時のランデブーポイント決定までの時間を短縮できます。

[構成図]

構成図を次に示します。

図24‒23 PIM-SMを使用する構成図

[図データ]

(2) IPv4 PIM-SSMを使用する構成

本構成は次の場合に適応します。

[ネットワークの環境]
  1. 前提条件として,すべてのルータでユニキャスト経路が必要です。

  2. 本装置間のマルチキャストルーティングプロトコルにはPIM-SSMを使用します。

  3. 各受信者と本装置間のマルチキャストグループ管理制御にはIGMPv2またはIGMPv3を使用します(IGMPv2を使用する場合はIGMP PIM-SSM連携機能の設定が必要です)。

[構成図]

構成図を次に示します。

図24‒24 PIM-SSMを使用する構成図

[図データ]