コンフィグレーションガイド Vol.2


21.1.4 L2ループ検知使用時の注意事項

〈この項の構成〉

(1) L2ループ検知のID設定について

同一ネットワーク内の複数の本装置でL2ループ検知を動作させる場合,IDには各装置でユニークな値を設定してください。同一の値を設定すると,ループ障害が発生しても検知できません。

(2) 二重化構成での自動active状態設定について

自動的にactive状態にする設定をしていても,ループ障害検知でポートがinactive状態のときに系切替が発生すると,新運用系BCUではそのポートはinactive状態のままです。その場合は,運用コマンドactivateでそのポートをactive状態にしてください。

(3) inactive状態にしたポートを自動的にactive状態にする機能(自動復旧機能)について

スタティックリンクアグリゲーション上で自動復旧機能を使用する場合は,次の点に注意してください。

自動復旧機能が動作しない場合は,ループ原因を解消したあと,運用コマンドactivateでポートをactive状態にしてください。