コンフィグレーションガイド Vol.2


18.1.4 キュー数指定

キュー数指定は,ポート送信キューのキュー数を変更する機能です。デフォルトでは8キューです。

8キューから4キュー,2キュー,1キューに変更すると,1キューに割り当てるキュー長を拡張します。キュー長とは,一つのキューで使用できるパケットバッファの数です。

〈この項の構成〉

(1) キュー数とキュー長の関係

キュー長は,ポート当たりのキュー数と使用するNIFによって異なります。ポート当たりのキュー数と使用するNIFによる,1キュー当たりのキュー長を次に示します。

表18‒5 1キュー当たりのキュー長(PSU-11またはPSU-12の場合)

NIF型名略称

ポート当たりのキュー数

8キュー時

4キュー時

2キュー時

1キュー時

NL1G-12T

511

1023

2047

4095

NL1G-12S

511

1023

2047

4095

NL1GA-12S

64000

128000

256000

512000

NLXG-6RS

1023

2047

4095

8191

NLXGA-12RS

64000

128000

256000

512000

NLXLG-4Q

4000

8000

16000

32000

NLCG-1Q

2047

4095

8191

16383

NMCG-1C

4095

8191

16383

32767

表18‒6 1キュー当たりのキュー長(PSU-21またはPSU-22の場合)

NIF型名略称

ポート当たりのキュー数

8キュー時

4キュー時

2キュー時

1キュー時

NL1G-12T

1023

2047

4095

8191

NL1G-12S

1023

2047

4095

8191

NL1GA-12S

64000

128000

256000

512000

NLXG-6RS

2047

4095

8191

16383

NLXGA-12RS

64000

128000

256000

512000

NLXLG-4Q

8000

16000

32000

64000

NLCG-1Q

4095

8191

16383

32767

NMCG-1C

8191

16383

32767

65535

表18‒7 1キュー当たりのキュー長(PSU-C1/PSU-C2/PSU-E1A/PSU-E2A/PSU-E1/PSU-E2の場合)

NIF型名略称

ポート当たりのキュー数

8キュー時

4キュー時

2キュー時

1キュー時

NL1G-12T

511

1023

2047

4095

NL1G-12S

511

1023

2047

4095

NL1GA-12S

64000

128000

256000

512000

NL1G-24T

511

1023

2047

4095

NL1G-24S

511

1023

2047

4095

NLXG-6RS

1023

2047

4095

8191

NLXGA-12RS

64000

128000

256000

512000

NLXLG-4Q

4000

8000

16000

32000

NLCG-1Q

2047

4095

8191

16383

(2) 優先クラスとキュー番号のマッピング

キューイングするキュー番号は,フロー制御で決定した優先クラスによってマッピングされます。また,キューイングするキュー番号はキュー数によって異なります。優先クラスとキューイングするキュー番号の関係を次の表に示します。

表18‒8 優先クラスとキューイングするキュー番号の関係

優先クラス

キュー数ごとのキューイングするキュー番号

8キュー時

4キュー時

2キュー時

1キュー時

1

1

1

1

1

2

2

3

3

2

4

4

5

5

3

2

6

6

7

7

4

8

8