コンフィグレーションガイド Vol.2


4.7.4 VLAN debounce機能使用時の注意事項

〈この項の構成〉

(1) ダウン遅延時間の注意事項

ダウン遅延時間を設定すると,回復しない障害が発生した場合でもVLANのダウンが遅延します。VLAN debounce機能でダウンが遅延している間は,通信できない状態です。ダウン遅延時間は,ネットワークの構成や運用に応じて必要な値を設定してください。

VLANにコンフィグレーションコマンドshutdownを設定したときやVLANのポートをすべて削除したときなど,コンフィグレーションを変更しないとそのVLANが通信可能とならない場合には,ダウン遅延時間を設定していてもVLANのダウンは遅延しません。

(2) アップ遅延時間の注意事項

アップ遅延時間を設定すると,いったんアップしたVLANがダウンしたあと,再度アップするときにアップが遅延します。装置を再起動すると,VLANは初期状態になるため,アップ遅延時間を設定していてもVLANのアップは遅延しません。