12.6.3 ソフトウェア障害検出時の動作
- 〈この項の構成〉
(1) 概要
BCU上の特定のソフトウェアに障害が発生した場合,そのソフトウェアを再起動するのと同時にBCUを系切替できます。こうすると,BCUを系切替しないで,障害が発生したソフトウェアの再起動だけでサービスを復旧する場合と比べて,サービス停止時間を短縮できることがあります。対象となるソフトウェアは,コンフィグレーションコマンドfailure-action softwareで設定します。
なお,本機能を設定していても,待機系BCUが搭載されていないなど系切替ができない場合,または本機能による系切替が連続で発生した場合には,システムメッセージを出力して系切替を抑止します。
(2) ソフトウェア障害検出時の動作に関する注意事項
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コンフィグレーションコマンドfailure-action softwareでunicastパラメータを設定している場合,core-fileパラメータを指定して運用コマンドrestart unicastを実行すると,BCUの系切替が発生します。
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コンフィグレーションコマンドfailure-action softwareでmulticastパラメータを設定している場合,core-fileパラメータを指定して運用コマンドrestart ipv4-multicastまたはrestart ipv6-multicastを実行すると,BCUの系切替が発生します。
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コンフィグレーションコマンドの実行中,またはコンフィグレーションを操作する運用コマンドの実行中に系切替が発生した場合は,系切替後にコマンドを再実行してください。
また,コンフィグレーションの編集中に系切替が発生した場合,BCU間のコンフィグレーションが不一致になることがあります。その場合は出力されたシステムメッセージの対応手順に従って,待機系BCUを再起動してください。