コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.3
MLDインタフェースに対して,マルチキャストトラフィックの帯域容量の上限値を設定します。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
ipv6 mld bandwidth-limit <value>
- 情報の削除
no ipv6 mld bandwidth-limit
[入力モード]
- (config-if)
- イーサネットインタフェース,ポートチャネルインタフェース,VLANインタフェース
- (config-subif)
- イーサネットサブインタフェース,ポートチャネルサブインタフェース
[パラメータ]
- <value>
- MLDインタフェースに帯域容量の上限値を設定します。上限値を超えた場合,受信した帯域管理対象のMLD ReportメッセージまたはMLDv2 Reportメッセージ内のRecordは廃棄します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
kbit/s単位で設定する場合:0〜2000000000
Mbit/s単位で設定する場合:0M〜2000000M
Gbit/s単位で設定する場合:0G〜2000G
[コマンド省略時の動作]
マルチキャストグループ参加に対し,帯域容量を制限しません。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに反映されます。
[注意事項]
- 本コマンドで指定した帯域容量の上限値は,インタフェースごとにMLDマルチキャストグループ参加できる帯域容量(ipv6 multicast bandwidthコマンドで設定した帯域容量)の総和の制限を設定するものであり,指定値まで性能や通信品質を保証するものではありません。また,本機能は実際のマルチキャストトラフィックを監視する機能ではありません。
- 帯域容量の上限値に「0」を設定した場合,帯域容量を設定したマルチキャストチャネルは参加できません。
- 本コマンドだけを指定した場合は,該当するインタフェースが属するVRFまたはグローバルネットワークで帯域容量(ipv6 multicast bandwidth)を設定したすべてのマルチキャストチャネルが対象になります。帯域管理対象のマルチキャストチャネルを指定する場合は,ipv6 mld bandwidth-limit-filterコマンドを設定してください。
[関連コマンド]
ipv6 mld router ipv6 multicast bandwidth ipv6 mld bandwidth-limit-filter
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