コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.3

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ipv6 mld access-group

MLDインタフェースに対して,マルチキャストチャネルフィルタを設定します。これによって,該当するインタフェースでは指定したマルチキャストチャネルだけが学習できるようになります。

[入力形式]

情報の設定・変更
ipv6 mld access-group <access list name> [<sequence>]

情報の削除
no ipv6 mld access-group <access list name> [<sequence>]

[入力モード]

(config-if)
イーサネットインタフェース,ポートチャネルインタフェース,VLANインタフェース

(config-subif)
イーサネットサブインタフェース,ポートチャネルサブインタフェース

[パラメータ]

<access list name>
グループ参加を許可するマルチキャストチャネルのアクセスリストを指定します。指定したマルチキャストチャネル以外のMLD ReportメッセージまたはMLDv2 Reportメッセージ内のRecordは廃棄します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    省略できません
  2. 値の設定範囲
    31文字以内のアクセスリスト名を指定します。
    詳細は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。

<sequence>
設定したマルチキャストチャネルに対してシーケンス番号を設定します。シーケンス番号は優先度を示し,1が最も優先度の高い条件となります。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    本コマンドを最初に設定する場合,初期値は10です。
    すでに本コマンドが設定されている場合,指定してあるシーケンス番号の最大値+10です。ただし,シーケンス番号の最大値が246より大きい値を指定した場合は省略できません。
    また,本コマンドを削除する際,シーケンス番号を省略すると<access list name>が一致するすべての設定を削除します。
  2. 値の設定範囲
    1〜256

[コマンド省略時の動作]

該当するインタフェースで,参加できるマルチキャストチャネルを制限しません。ただし,収容条件に記述している範囲内で運用してください。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに反映されます。

[注意事項]

  1. 本コマンドで設定した値は,インタフェースごとに参加できるマルチキャストチャネルを設定するものであり,指定値まで動作保証するものではありません。
  2. <access list name>にはipv6 access-listコマンドで設定したアクセスリストを指定してください。
  3. 本コマンドに未設定のアクセスリストまたは空のアクセスリストを指定した場合,本コマンドは無効になります。また,すべてのコマンドが未設定のアクセスリストまたは空のアクセスリストの場合,すべてのマルチキャストチャネルの参加を拒否します。
  4. 本コマンドはMLDインタフェースにつき8個まで設定できます。

[関連コマンド]

ipv6 mld router
ipv6 access-list

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