ハードウェア取扱説明書
PSU内蔵型高密度ポートのネットワークインタフェース機構は,装置本体のパケットスイッチング機構用スロットに搭載して使用します。
- ネットワークインタフェース機構S33−10G4RXの動作中の表面温度は,最高65℃になります。
- 装置の電源を入れたままでS33−10G4RXを取り外す場合は,S33−10G4RXを閉塞してから5分後に取り外してください。
- 装置の電源を切断してからS33−10G4RXを取り外す場合は,電源を切断してから30分後に取り外してください。
- 上記の手順に従わないと,火傷の原因となります。
- AX7804S−ACおよびAX7808S−ACでは,PSU内蔵型高密度ポートのネットワークインタフェース機構を搭載する場合と搭載しない場合で必要な電源機構の数が異なります。
- AX7804S−ACの場合は「1.1.1 AX7804S−AC (3) 電源機構の搭載数と搭載位置」を参照してください。
- AX7808S−ACの場合は「1.1.3 AX7808S−AC (3) 電源機構の搭載数と搭載位置」を参照してください。
- AX7816S−AC,AX7804S−DC,AX7808S−DC,AX7816S−DCで,ネットワークインタフェース機構S33−10G4RXをお使いいただく場合は,使用可能な電源機構に制限があります。
- AX7816S−ACの場合はPOW−MSACE2を,AX7804S−DCの場合はPOW−HSDCE2を,AX7808S−DC,AX7816S−DCの場合はPOW−MSDCE2を使用してください。
- <この項の構成>
- (1) 取り外し方
- (2) 取り付け方
(1) 取り外し方
PSU内蔵型高密度ポートのネットワークインタフェース機構を取り外すには,以下の手順で行ないます。
- 【ステップ1】
- 交換するネットワークインタフェース機構からインタフェースケーブルを取り外します。(インタフェースケーブルの取り外しについては「4.11 インタフェースケーブルの接続」を参照してください。)
- 【ステップ2】
- ネットワークインタフェース機構のネジを緩めます。
図5-67 ネットワークインタフェース機構のネジの取り外し
- 【ステップ3】
- レバーを矢印の方向に開きます。(ネットワークインタフェース機構が15mmほど手前に出ます。)
図5-68 ネットワークインタフェース機構のロックの外し方
- ネットワークインタフェース機構を取り外すときには,コネクタ部の取り外しが正しく行なわれるよう,必ずレバーを使用してください。なお,レバーを動かすときには,無理な力を加えずにゆっくりと動かしてください。
- 【ステップ4】
- ネットワークインタフェース機構を手前に引いて取り出します。(下面中央を支えながら手前に引いて取り出します。)
図5-69 ネットワークインタフェース機構の取り出し
- ネットワークインタフェース機構S33−10G4RXの動作中の表面温度は,最高65℃になります。
- 装置の電源を入れたままでS33−10G4RXを取り外す場合は,S33−10G4RXを閉塞してから5分後に取り外してください。
- 装置の電源を切断してからS33−10G4RXを取り外す場合は,電源を切断してから30分後に取り外してください。
- 上記の手順に従わないと,火傷の原因となります。
- PSU内蔵型のネットワークインタフェース機構の質量は6kgです。落とさないように取り扱ってください。落とすとけがの原因となることがあります。
- オプション機構を取り外して本装置を使用する場合,必ずブランクパネルを取り付けてください。ブランクパネルを取り付けずにそのまま使用すると,装置のエアフローが確保できなくなります。エアフローが確保できなくなると,装置内部の温度上昇により,障害発生の原因となります。
- また,本装置が発生する妨害電波が他の機器へ影響を与えたり,他の機器が発生する妨害電波が本装置に影響を与え,誤動作の原因となることがあります。
(2) 取り付け方
PSU内蔵型高密度ポートのネットワークインタフェース機構を取り付けるには,以下の手順で行ないます。
- PSU内蔵型高密度ポートのネットワークインタフェース機構は装置本体のパケットスイッチング機構用スロットに搭載して使用します。パケットスイッチング機構が取り付けられている場合は取り外してください。
- なお,パケットスイッチング機構の取り外しについては,「5.6 パケットスイッチング機構の増設および交換」を参照してください。
- 【ステップ1】
- ネットワークインタフェース機構の両側面の中央を両手で持ち,パケットスイッチング機構用スロットに半分まで挿入します。
図5-70 ネットワークインタフェース機構の挿入
- ネットワークインタフェース機構を取り付けるときには,レバーを図のように開いてください。レバーを閉じていたり,開き過ぎたりしていると,挿入時にレバーを破損することがあります。
- 【ステップ2】
- 次に,レバーを持ちながら,レバーが装置に接触するところまでゆっくりと押し込みます。このときレバーは,挿入する方向と平行になるように開いておきます。
図5-71 ネットワークインタフェース機構の挿入(レバーが装置に接触した状態)
- ネットワークインタフェース機構を押し込むときは,必ずレバーを持ちながら,レバーが装置に接触するところまでゆっくりと押し込んでください。
- 上記の手順にしたがわないと,障害発生や装置故障の原因となることがあります。
- 【ステップ3】
- 左右両方のレバーが装置に接触したら,無理な力を加えずに,ゆっくり(1秒以上)内側にレバーを閉じます。
図5-72 ネットワークインタフェース機構のロック
- ネットワークインタフェース機構を取り付けるときには,必ずレバーを使用してください。
- また,レバーを動かすときには,無理な力を加えずにゆっくりと(1秒以上)動かしてください。
- 上記の手順にしたがわないと,障害発生や装置故障の原因となることがあります。
- 【ステップ4】
- ネットワークインタフェース機構のネジを締めます。
- ネジを締めるときにはドライバを使用してください。また,しっかり固定されたことを確認してください。
- 【ステップ5】
- ネットワークインタフェース機構にインタフェースケーブルを取り付けます。(インタフェースケーブルを取り付けるには「4.11 インタフェースケーブルの接続」を参照してください。)
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