運用コマンドレファレンス Vol.1

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killuser

[機能]

ログイン中のユーザを,強制的にログアウトさせます。

[入力モード]

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

[入力形式]

killuser <login no>

[パラメータ]

<login no>
強制ログアウト対象のログイン番号を指定します。ログイン番号はshow sessionsコマンドで確認できます。

[実行例]

show sessionsコマンド(「show sessions」参照)によってログアウトさせたいユーザのログイン番号を調べます。ログイン番号を指定して本コマンドを実行します。

> show sessions[Enter]KEY押下
kikuchi          console  -----  0  Aug  6 14:16:05
shimizu          aux      admin  1  Aug  6 14:16:45         <----------注1
shimizu          ttyp0    -----  2  Aug  6 14:17:14 (192.168.0.1)
kikuchi          ttyp1    -----  3  Aug  6 14:20:12 (localhost)
 
> killuser 1[Enter]KEY押下
 
※ ログイン番号
注1 ログイン番号1を強制ログアウトさせます。

[ユーザ通信への影響]

あり

[応答メッセージ]

killuserコマンドのコマンド応答メッセージを次の表に示します。

表3-6 killuserコマンドのメッセージ一覧

メッセージ 内容
Can't execute this command in standby BCU. このコマンドは待機系BCUで実行できません。
no user(UserName) そのユーザはいません。
invalid Login-No: LoginNo 指定したログイン番号が不正です。
kill myself? 本コマンドを実行しているユーザ自身を強制ログアウトすることはできません。
different user. 同一アカウントのユーザ以外は強制ログアウトできません。
詳細については,[注意事項]の3.を参照してください。

[注意事項]

  1. 本コマンドはログイン中に起きたネットワーク障害,端末障害などによってログイン状態になったままのログインユーザを強制ログアウトするために用意されたコマンドです。通常のログアウトにはlogoutコマンド(「logout」参照)またはexitコマンド(「exit」参照)を使用し,緊急時以外には使用しないでください。なおログイン状態になったままでも自動ログアウト機能によってログアウトします。
  2. 強制ログアウトの対象に本コマンドを実行しているユーザ自身は指定できません。指定した場合はエラーとなります。例えば上記実行例の場合,”kikuchi”でコンソールログイン後,killuser 0は実行できません。
  3. 本コマンドで該当ログイン番号を指定し強制ログアウトできるのは,本コマンドを実行しているユーザと同一アカウントのユーザに対してだけです。上記実行例の場合,ログイン番号2の”shimizu”はログイン番号1の”shimizu”を強制ログアウトできますが,ログイン番号3の”kikuchi”を強制ログアウトできません。ただし,コンソールから本コマンドを実行した場合だけ,異なるアカウントのユーザに対しても強制ログアウトできます。
  4. コマンドの実行結果の表示中に,ケーブル抜けなどの障害が発生した場合,強制ログアウトができないことがあります。この場合,障害が回復したあと,強制ログアウトされます。また障害が回復しない場合はTCPプロトコルのタイムアウト後に強制ログアウトされます。TCPプロトコルのタイムアウト時間は回線速度や回線品質によって変化しますが,おおむね10分でタイムアウトします。

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