運用ガイド

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9.6.1 ボードの取り外し(電源ONしたまま)

ここでは本装置のBCU,BSU,NIFで障害が発生したが,ボードの交換品が届くまで取り外しておきたい場合などの手順を記載しています。

<この項の構成>
(1) 運用中なので電源ONしたまま,待機系のBCUおよびBSUを取り外したい
(2) 運用中なので電源ONしたまま,NIFを取り外したい

(1) 運用中なので電源ONしたまま,待機系のBCUおよびBSUを取り外したい

電源ONしたまま待機系のBCUおよびBSUを取り外す概略手順を次の図に示します。

図9-50 待機系BCU,BSU取り外し手順

[図データ]

次に各手順の詳細説明を記載します。

(手順1)待機系BCUおよびBSUの切り離し
9.4.1 障害が発生したボードの交換(電源ONしたまま) (1) 運用中なので電源ONしたまま,待機系BCUを交換したい (手順1)待機系BCUの切り離し」を参照してください。

(手順2)待機系BCUおよびBSUの取り外し
9.4.1 障害が発生したボードの交換(電源ONしたまま) (1) 運用中なので電源ONしたまま,待機系BCUを交換したい (手順2)待機系BCUの取り外し」および「9.4.1 障害が発生したボードの交換(電源ONしたまま) (3) 運用中なので電源ONしたまま,待機系BSUを交換したい (手順2)待機系BSUの取り外し」を参照してください。

〔注意事項〕
感電する恐れがあります。電源をONしたままでのボードの取り外し/取り付け作業は,教育を受けた技術者または保守員にご依頼ください。

(手順3)運用モードの変更
新しいBCUおよびBSUを待機系に実装するまでの間は障害の検出などを抑止したい場合や,今後一重化で運用したい場合は,装置管理者モードに移行したあと,次に示すset modeコマンドを実行してください。
 
# set mode simplex[Enter]
 
本コマンド実行後,システム操作パネルに二重化関連の障害表示がないことと,show systemコマンドを実行して,運用モードが「Simplex」(一重化)となっていることを確認してください。show systemコマンドの実行結果を次の図に示します。

図9-51 show systemコマンド実行結果

[図データ]

(2) 運用中なので電源ONしたまま,NIFを取り外したい

電源ONしたままNIFを取り外す概略手順を次の図に示します。

図9-52 NIFボード取り外し手順

[図データ]

次に各手順の詳細を記載します。

(手順1)該当するコンフィグレーションの削除
必要な場合,該当するコンフィグレーションの削除を行います。コンフィグレーションの削除方法については,「コンフィグレーションガイド」を参照してください。

(手順2)NIFボードの運用停止
撤去するNIFボードの運用を停止します。次に示すclose nifコマンドを運用端末から実行します。また,コマンドを実行する代わりに撤去するNIFボードのclose/freeボタンを押下することにより,同様の状態になります。
 
    close [-f] nif <NIF No.>[Enter] ( NIF No.:対象となるNIF番号)
 
システム操作パネルから運用停止させることもできます。この場合,次のとおり操作してください。
 
<Main Menu>→”Action”⇒<ACTION>→”CLOSE”⇒”NIFxx” (xx : 対象となるNIF番号)を選択

(手順3)NIFボードの取り外し
対象となるNIFボードのSTATUS LED表示が消灯していることを確認したあと,NIFボードを取り外してください。なお,NIFボードの付属するBSUを運用停止した場合もNIFボードのSTATUS LED表示が消灯していることを確認したあと,NIFボードを取り外してください。取り外し方法については「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。

〔注意事項〕
感電する恐れがあります。電源をONしたままでのボードの取り外し/取り付け作業は,教育を受けた技術者または保守員にご依頼ください。

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