コンフィグレーションガイド

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18.1.2 回線速度によるサンプリング間隔設定例

<この項の構成>
(1) 設定内容の概要
(2) 構成図と設定条件
(3) コンフィグレーション例

(1) 設定内容の概要

本装置でいろいろな回線速度のインタフェースを持つ場合,回線速度毎に適切なサンプリング間隔を設定する例を示します。

(2) 構成図と設定条件

[構成図]

図18-2 構成図

[図データ]

[設定条件]
  1. 本装置のインタフェース1/2,3/1,5/1に流入するトラフィックをモニタして,その内容をコレクタ装置へ送付する基本的な設定を行います。
  2. 回線使用率は25%で,平均パケット長を64バイトとします。
  3. 各インタフェースに次のサンプリング間隔を設定します。
    目安として3000[pps]÷3[sFlow統計対象ポート数]=1000[サンプリング間隔]の結果を各ポート単位で超えない値を設定してください。
    1/2 : 1Gイーサネット(372kpps)÷1000=372 < 512[サンプリング間隔]
    3/1 : 100Mイーサネット(37kpps)÷1000=37 < 128[サンプリング間隔]
    5/1 : 10Gイーサネット(3.7Mpps)÷1000=3700 < 8192[サンプリング間隔]

(3) コンフィグレーション例

[コマンドによる設定]

<本装置>
 1    (config)# sflow yes
      [sflow]
 2    (config)# destination 192.1.1.12
      [sflow] 
 3    (config)# port 1/2
      [sflow port 1/2]
 4    (config)# port-sample 512
      [sflow port 1/2]
 5    (config)# exit
      [sflow]
 6    (config)# port 3/1
      [sflow port 3/1]
 7    (config)# port-sample 128
      [sflow port 3/1]
 8    (config)# exit
      [sflow]
 9    (config)# port 5/1
      [sflow port 5/1]
10    (config)# port-sample 8192
      [sflow port 5/1]
11    (config)# exit
      [sflow]
12    (config)# exit
 

表18-2 本装置のコンフィグレーション解説

解説番号 解説
1 sFlow統計を使用します。
sflowモードに移行します。
2 コレクタ装置のIPアドレスを192.1.1.12に指定します。
3〜5 インタフェース1/2に対してsFlow統計によるトラフィックモニタを行います。
512パケット毎にモニタを行います。
6〜8 インタフェース3/1に対してsFlow統計によるトラフィックモニタを行います。
128パケット毎にモニタを行います。
9〜11 インタフェース5/1に対してsFlow統計によるトラフィックモニタを行います。
8192パケット毎にモニタを行います。
12 sflowモードからグローバルコンフィグモードに戻ります。

[コンフィグレーションの表示]

<本装置>
sflow yes 
  destination 192.1.1.12
  port 1/2
    port-sample 512
  port 3/1
    port-sample 128
  port 5/1
    port-sample 8192

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