コンフィグレーションガイド

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7.5.1　不正端末のアクセス拒否

＜この項の構成＞
(1)　設定内容の概要
(2)　構成図と設定条件
(3)　コンフィグレーション例

(1)　設定内容の概要

ネットワークの利用を許可されていないMACアドレスを持つ端末（不正端末）のアクセスを拒否します。

(2)　構成図と設定条件

［構成図］

図7-26　構成図

[図データ]

［設定条件］
  1. 本装置AのNIF番号0，Line番号1において，送信元MACアドレスに基づくフィルタリングを設定します。アクセスを許可された端末からのトラフィックは，中継を許可します。
  2. アクセスを許可されていない不正な端末からのトラフィックは，すべて廃棄します。

(3)　コンフィグレーション例

［コマンドによる設定］

＜本装置A＞
 1    (config)# flow filter 0/1 in
      [flow filter 0/1 in]
 2    (config)# list 10 mac 00:12:E2:00:11:00 any action forward
      [flow filter 0/1 in]
 3    (config)# list 20 mac 00:12:E2:00:22:00 any action forward
      [flow filter 0/1 in]
 4    (config)# list 20000 mac any any action drop
      [flow filter 0/1 in]
 5    (config)# exit
 6    (config)# flow yes

表7-50　本装置Aのコンフィグレーション解説

解説番号 解説
1 NIF番号0，Line番号1のinbound（受信側）にfilterフロー情報を設定します。
flow filter inモードに移行します。
2 送信元MACアドレス00:12:E2:00:11:00のフレームを中継許可します。
3 送信元MACアドレス00:12:E2:00:22:00のフレームを中継許可します。
4 解説番号2，3以外のフレームをすべて廃棄します。
5 flow filter inモードからグローバルコンフィグモードに戻ります。
6 フロー制御機能を使用する設定にします。

［コンフィグレーションの表示］

＜本装置A＞
flow yes
flow filter 0/1 in
  list 10 mac 00:12:E2:00:11:00 any action forward
  list 20 mac 00:12:E2:00:22:00 any action forward
  list 20000 mac any any action drop

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