コンフィグレーションガイド

7.1.7　レイヤ3中継

＜この項の構成＞

(1)　設定内容の概要

(2)　構成図と設定条件

(3)　コンフィグレーション例

(1)　設定内容の概要

VLAN間でレイヤ3中継するためにVLAN毎のIPアドレスを設定し，さらにVLAN毎のMACアドレスを設定する例を示します。

(2)　構成図と設定条件

［構成図］

図7-7　構成図

［設定条件］

1. VLAN 100はIPアドレス192.168.1.1/24を設定し，VLAN200とレイヤ3中継を行います。
2. VLAN 200はIPアドレス192.168.2.1/24を設定し，VLAN100とレイヤ3中継を行います。
3. VLAN100，VLAN 200はVLAN単位のMACアドレスを使用します。

(3)　コンフィグレーション例

［コマンドによる設定］

＜本装置＞

 1    (config)# vlan-mac-prefix 00:12:E2:11:80:00/34
 2    (config)# vlan 100
      [vlan 100]
 3    (config)# untagged-port 0/0-2
      [vlan 100]
 4    (config)# router-interface VLAN100
      [vlan 100]
 5    (config)# ip 192.168.1.1/24
      [vlan 100]
 6    (config)# vlan-mac
      [vlan 100]
 7    (config)# exit
 8    (config)# vlan 200
      [vlan 200]
 9    (config)# untagged-port 1/0-2
      [vlan 200]
10    (config)# router-interface VLAN200
      [vlan 200]
11    (config)# ip 192.168.2.1/24
      [vlan 200]
12    (config)# vlan-mac
      [vlan 200]
13    (config)# exit

表7-9　本装置のコンフィグレーション解説

解説番号	解説
1	VLANごとのMACアドレスのプレフィックス定義として00:12:E2:11:80:00/34を設定します。
2	ポートVLANとしてVLAN ID 100を定義します。 vlanモードに移行します。
3	ポート0/0，0/1，0/2をUntaggedポートに設定します。
4	レイヤ3機能に使用するVLAN名称（VLAN100）を設定します。
5	当該VLANに関してIPアドレス192.168.1.1/24を設定します。
6	当該VLANに関してVLANごとのMACアドレスを使用します。
7	vlanモードからグローバルコンフィグモードに戻ります。
8	ポートVLANとしてVLAN ID 200を定義します。 vlanモードに移行します。
9	ポート1/0，1/1，1/2をUntaggedポートに設定します。
10	レイヤ3機能に使用するVLAN名称（VLAN200）を設定します。
11	当該VLANに関してIPアドレス192.168.2.1/24を設定します。
12	当該VLANに関してVLANごとのMACアドレスを使用します。
13	vlanモードからグローバルコンフィグモードに戻ります。

［コンフィグレーションの表示］

＜本装置＞

vlan-mac-prefix 00:12:E2:11:80:00/34
!
vlan 100
  vlan-mac
  untagged-port 0/0-2
  router-interface VLAN100
  ip 192.168.1.1/24
!
vlan 200
  vlan-mac
  untagged-port 1/0-2
  router-interface VLAN200
  ip 192.168.2.1/24

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