解説書 Vol.2

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15.1.1 インタフェース種別の設定

本装置と他機種をイーサネットで接続する場合には次の点に注意してください。

<この項の構成>
(1) 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T接続
(2) 1000BASE-X接続
(3) 10GBASE-Rおよび10GBASE-W接続【AX7800S】
(4) オートネゴシエーション接続(10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T,1000BASE-X)
(5) フローコントロール
(6) ジャンボフレーム
(7) クロック【AX7800S】

(1) 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T接続

(2) 1000BASE-X接続

(3) 10GBASE-Rおよび10GBASE-W接続【AX7800S】

(4) オートネゴシエーション接続(10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T,1000BASE-X)

本装置と相手装置の両方をオートネゴシエーションで使用する場合,接続する相手装置がISO/IEC8802.3オートネゴシエーションで接続できるか確認してください。この場合,設定されるモードは本装置および接続相手装置がサポートしている中で最も高速なモードが設定されます。

相手装置が固定設定の場合,本装置はオートネゴシエーションではなく固定設定にしてください。

また,相手装置によってはオートネゴシエーションが正しく完了しないで通信ができない場合があります。この場合,本装置は次に示すシステムメッセージを表示するケース,本装置のリンクがアップしないケース,または相手装置のリンクがアップしないケースなどがあります。このような問題は,本装置の設定を接続する相手装置に合わせた固定設定にすると回避できます。

 
E4 LINELAN NIF:X LINE:X 90111003 1350:XXXXXXXXXXXX Auto negotiation failed.
 

本装置のNIF種別がNE1GSHP-4SまたはNE1GSHP-8Sの場合,相手装置のリンクがアップしないケースがあります。この場合,本装置,相手装置ともに固定設定にすると回避できます。

(5) フローコントロール

本装置は10BASE-T(全二重),100BASE-TX(全二重),1000BASE-T全二重,1000BASE-X全二重,10GBASE-R【AX7800S】,10GBASE-W【AX7800S】でフローコントロールを行います。

また,装置間でお互いのフローコントロール動作モードの設定内容を一致させてください。例えば,本装置でポーズパケット送信を有効にした場合,相手装置のポーズパケット受信を有効にします。

(6) ジャンボフレーム

本装置は100BASE-TX(全二重),1000BASE-T全二重,1000BASE-X全二重,10GBASE-R【AX7800S】,10GBASE-W【AX7800S】でEthernetV2フレーム形式のジャンボフレームだけサポートします。EthernetV2フレーム形式については,「解説書 Vol.1 4.3 MACおよびLLC副層制御」のフレームフォーマットを参照してください。802.3形式フレームはサポートしていません。

本装置と相手装置の最大フレーム長を合わせた設定値としてください。

(7) クロック【AX7800S】

本装置は10GBASE-Wで,独立同期および従属同期をサポートしています。

独立同期はWDM(Wavelength Division Multiplexing)装置および,ルータまたはスイッチと接続する場合に指定します。

従属同期は網同期で接続する場合に指定します。なお,従属同期での接続は以下の入力周波数精度の装置としてください。

本装置のデフォルト値は独立同期です。IEEE802.3aeに準拠しています。

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