解説書 Vol.2
複数の本装置でコンフィグレーションの編集を行う場合などに,リモートサーバ上に保存されたコンフィグレーションファイルを直接利用して便利に編集できます。以下に例を示します。
- <この項の構成>
- (1) コンフィグレーションファイルの共通利用例
- (2) コンフィグレーションの履歴管理例
(1) コンフィグレーションファイルの共通利用例
あらかじめ,ある本装置で,共通に利用できる部分的なコンフィグレーションファイルを作成し,リモートサーバへ保存しておきます。その後,複数の本装置でコンフィグレーションを編集する際,リモートサーバに保存されたコンフィグレーションファイルを直接読み込み,編集中のコンフィグレーションへマージすることで,共通部分の定義を行うことができます。コンフィグレーションファイルの共通利用例を次の図に示します。
図14-4 コンフィグレーションファイルの共通利用例
(2) コンフィグレーションの履歴管理例
各本装置で,スタートアップコンフィグレーションを作成した段階で,それをバックアップコンフィグレーションファイルとしてリモートサーバへ直接保存し,リモートサーバでその履歴を管理しておきます。その後,従来のコンフィグレーションへ戻したい場合,リモートサーバに保存されたバックアップコンフィグレーションファイルをスタートアップコンフィグレーションファイルへ直接コピーして反映させることができます。コンフィグレーションの履歴管理例を次の図に示します。
図14-5 コンフィグレーションの履歴管理例
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