コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2

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port(sflowモード)

[入力モード]

sflowモード

[入力形式]

情報の設定・変更
port <Sflow-port List>
 >>移行モード:sflow port

情報の削除
delete port <Sflow-port List>

[サブコマンド入力形式]

情報の設定・変更
port-sample <Sample Count>
{ forward | forward-off }

情報の削除
delete port-sample
delete { forward | forward-off }

[モード階層]

sflow
 └─ sflow port

[パラメータ]

<Sflow-port list>
sFlow統計で監視する物理ポートを指定します。
<Sflow-port list>に無効なポートが含まれていた場合,本定義をエラーとします。

【"-"または","による範囲指定】
範囲指定内のすべてのポートを指定したことと同じ意味になります。

【"*"による範囲指定】
すべての物理ポートを指定したことと同じ意味になります。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    なし
  2. 値の設定範囲
    装置に実装されているNIF番号/Line番号
(注)lineコマンドで回線の定義が行なわれていない物理ポートが含まれてもエラーにはなりません。フロー統計を行う場合はlineコマンドで回線の定義を行ってください。

[サブコマンド]

port-sample <Sample Count>
指定した物理ポートに対してのサンプリング間隔を指定します(単位:パケット)。設定したサンプリング間隔ごとに1個パケットを確率に従ってサンプリングします(例えば,サンプリング間隔を512に設定した場合は,パケットごとに1/512の確率でサンプリングします)。
show interfacesコマンドを用いて,sFlowをONにする物理ポートの稼働状態での受信PPS(受信パケット数/秒)を調べてください。「表6-3 受信パケット数/秒によるサンプリング間隔の目安」で,受信PPSの数に対応する「目安となるサンプリング間隔」が推奨値となります。サンプリング間隔に推奨値より小さな値を設定すると,ソフトウェア処理性能に影響が出てくる可能性があります。
また,本値は装置全体に適用するサンプリング間隔より優先されます(具体的な例は「表6-4 サンプリング間隔の設定値と実効値」を参照してください)。
  1. 本サブコマンド省略時の初期値
    536870912(=2×4^14)
  2. 値の設定範囲
    1,2,8,32,128,512,2048,8192,32768,131072,524288,2097152,8388608,33554432,134217728,536870912
    1または式(2×4^n)のnに0〜14を入れた値を指定してください。もし,上記以外の値が入力された場合,自動的に上記の値で動作します。その場合の具体的な入力値と設定値の関係については,「表6-3 受信パケット数/秒によるサンプリング間隔の目安」を参照してください。

    表6-3 受信パケット数/秒によるサンプリング間隔の目安

    項番 受信PPSの数 目安となるサンプリング間隔 目安となる実装例
    1 1kpps以下 1×ポート数以上  
    2 2kpps以下 2×ポート数以上  
    3 8kpps以下 8×ポート数以上 10ME×1本
    4 32kpps以下 32×ポート数以上 100ME×1本
    5 128kpps以下 128×ポート数以上  
    6 512kpps以下 512×ポート数以上 1GE×1本
    7 2Mpps以下 2048×ポート数以上  
    8 8Mpps以下 8192×ポート数以上 10GE×1本
    9 32Gpps以下 32768×ポート数以上  
    10 128Gpps以下 131072×ポート数以上  

    注※ sFlowをONにしている物理ポートの数を掛けてください。


{ forward | forward-off }
指定した物理ポートに対してのsFlow統計の有効・無効を指定します。

forward:指定した物理ポートのsFlow統計機能を有効にします

forward-off:指定した物理ポートのsFlow統計機能を無効にします
  1. 本サブコマンド省略時の初期値
    forward
  2. 値の設定範囲
    forwardまたはforward-offを指定します。

[入力例]

「sflow」の[入力例]を参照してください。

[注意事項]

  1. PRU内の各物理ポートに異なるサンプリング間隔が指定された場合,最も大きなサンプリング間隔がPRU内のすべての物理ポートに適用されます。例えば,サンプリング間隔に32と512が定義された場合,PRU内のすべての物理ポートにサンプリング間隔512が適用されます。

    表6-4 サンプリング間隔の設定値と実効値

    物理ポート番号 PRU番号 装置全体のサンプリング間隔(sample) ポート個別のサンプリング間隔(port-sample) 実際に動作するサンプリング間隔
    0/1 0 32 32 2048
    0/2 512
    0/3 定義なし
    1/1 定義なし
    1/2 2048
    2/1 1 定義なし 32
    2/2 定義なし
    2/3 定義なし
    4/1 2 8 8

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