解説書 Vol.1
BFDセッションが確立できない場合は,次に示す項目を確認してください。
- <この項の構成>
- (1) pingコマンドによる確認
- (2) コンフィグレーションの確認
- (3) 監視対象経路の確認
- (4) 収容条件の確認
(1) pingコマンドによる確認
経路監視をしている隣接ノードのアドレスに対してpingコマンドを実行し,パケットが送受信できることを確認してください。
(2) コンフィグレーションの確認
BFD機能を設定しているコンフィグレーションで,経路監視を行うアドレスが,BFD機能を使って実際に経路監視を行う隣接ノードのアドレスを設定しているか確認してください。経路監視を行う隣接ノードのアドレスが存在しないアドレスの場合,または自ノードのアドレスの場合にはBFDセッションは確立しません。
(3) 監視対象経路の確認
BFD機能をスタティックルートと連動して使用する場合には,BFD機能を設定したスタティックルートの宛先アドレスと同じ宛先アドレスの経路がないか確認してください。同じ宛先アドレスの経路がある場合にはBFDセッションは確立しません。また,確立してもBFDセッション状態がUp/Downを繰り返すことがあります。
(4) 収容条件の確認
1個のPRUに対して,推奨収容条件を超えてBFD機能を設定していないか確認してください。収容条件については,「3.2.1 AX7800Rの収容条件【AX7800R】 (9) BFD【OP-BFD】」の「BFDの収容条件」を参照してください。推奨収容条件を超えてBFD機能を設定した場合,筐体またはネットワークの負荷状況によってはBFDセッションが確立しないことがあります。また,確立してもBFDセッション状態がUp/Downを繰り返すことがあります。
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