MIBレファレンス

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2.14.4 Alarmグループ

<この項の構成>
(1) 識別子
(2) 実装仕様

(1) 識別子

 
rmon OBJECT IDENTIFIER ::= {mib-2 16}
 
alarm OBJECT IDENTIFIER ::= {rmon 3}
オブジェクトID値 1.3.6.1.2.1.16.3
 
alarmTable OBJECT IDENTIFIER ::= {alarm 1}
オブジェクトID値 1.3.6.1.2.1.16.3.1

(2) 実装仕様

Alarmグループの実装仕様を次の表に示します。

表2-56  Alarmグループの実装仕様

項番 オブジェクト識別子 アク
セス
実装仕様 実装
有無
1 alarmTable
{alarm 1}
NA [規格]アラームテーブル。
[実装]規格に同じ。
2 alarmEntry
{alarmTable 1}
NA [規格]アラームテーブルのリスト。
INDEX { alarmIndex }
[実装]規格に同じ。ただし,最大128エントリまで。
3 alarmIndex
{alarmEntry 1}
R/O [規格]alarmTable中の行エントリを一意に識別する識別子。値の範囲は1〜65535。
[実装]規格に同じ。
4 alarmInterval
{alarmEntry 2}※1
R/W [規格]閾値と比較する間隔。[単位:秒]
設定できる範囲は1〜(232-1)
[実装]規格に同じ。
5 alarmVariable
{alarmEntry 3}※1
R/W [規格]サンプリングするMIBのオブジェクト識別子。
[実装]規格に同じ。
6 alarmSampleType
{alarmEntry 4}※1
R/W [規格]値を閾値と比較する方法を指定します。
{absoluteValue(1),
deltaValue(2)}
[実装]規格に同じ。
7 alarmValue
{alarmEntry 5}
R/O [規格]前回のサンプリング時の統計値。
[実装]規格に同じ。
8 alarmStartupAlarm
{alarmEntry 6}※1
R/W [規格]最初にアラームを生成するタイミング。
{risingAlarm(1),
fallingAlarm(2),
rising Or fallingAlarm(3)}
[実装]規格に同じ。
9 alarmRisingThreshold
{alarmEntry 7}※1
R/W [規格]サンプリングした統計に対する上方閾値。
[実装]規格に同じ。
10 alarmFallingThreshold
{alarmEntry 8}※1
R/W [規格]サンプリングした統計に対する下方閾値。
[実装]規格に同じ。
11 alarmRisingEventIndex
{alarmEntry 9}※1
R/W [規格]上方閾値を超えた場合に使用するイベントグループのインデックス番号。設定できる範囲は0〜65535。
[実装]規格に同じ。
12 alarmFallingEventIndex
{alarmEntry 10}※1
R/W [規格]下方閾値を超えた場合に使用するイベントグループのインデックス番号。設定できる範囲は0〜65535。
[実装]規格に同じ。
13 alarmOwner
{alarmEntry 11}※1
R/W [規格]エントリを構成する実態およびリソースを割り当てたオーナー。
[実装]24文字以内の文字列を読み書きできます。
14 alarmStatus
{alarmEntry 12}
R/W [規格]エントリの状態を示します。
[実装]このエントリに追加するときは,まず,createRequest(2)をSetします。エントリ内のMIBにSetを行い,最後にvalid(1)をSetします。
削除するときはinvalid(4)をSetします。createRequest(2)をSetしたあとでGetするとunderCreation(3)を応答し,valid(1)をSetしたあとでGetするとvalid(1)を応答します。
すでにエントリがある場合は,いったんinvalid(4)をSetしてエントリを削除してから追加してください。※2
  • valid(1):alarmVariableに設定されたオブジェクトの情報をalarmIntervalの間にサンプリングできます。
  • invalid(4):alarmVariableに設定されたオブジェクトが存在しません。または,alarmIntervalの間にサンプリングできませんでした。

注※1 コンフィグレーションコマンドでも定義できます。「コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2 alarm(RMONアラームグループの制御情報の設定)」を参照してください。

注※2 コンフィグレーションコマンドで設定したアラームグループを,SNMPマネージャからSetで無効にし,再び有効にする場合は,コンフィグレーションコマンドで設定したalarm設定を削除してから再設定してください。


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