コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1
[入力モード]
staticモード
[入力形式]
- BFD監視ゲートウェイの設定
- bfd-gateway <Host Address>
- >>移行モード:static bfd-gateway
- BFD監視ゲートウェイの削除
- delete bfd-gateway <Host Address>
[サブコマンド入力形式]
- BFD情報の設定・変更
- detect-multi <Multiplier>
- min-tx-interval <Millisecond>
- min-rx-interval <Millisecond>
- min-interval <Millisecond>
- BFD情報の削除
- delete detect-multi
- delete min-tx-interval
- delete min-rx-interval
- delete min-interval
[モード階層]
static └─ static bfd-gateway
[パラメータ]
- <Host Address>
- BFD障害監視条件を設定するゲートウェイを指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
なし(省略不可)
- 値の設定範囲
<Host Address>に,IPv4アドレス(ドット記法,またはホスト名),またはIPv6グローバルアドレス,IPv6サイトローカルアドレス,もしくはIPv6リンクローカルアドレス(コロン記法,またはホスト名)を指定します。IPv6リンクローカルアドレスを指定する場合は,<IPv6 Linklocal Address>%<Interface Name>にIPv6リンクローカルアドレス(コロン記法,またはホスト名)と,出力先インタフェース名を指定します。
[サブコマンド]
- detect-multi <Multiplier>
- BFD障害監視で,BFDパケット受信監視時間を決定する乗数を指定します。
- 実際の受信監視時間は,受信間隔×検出乗数となります。
- 本サブコマンド省略時の初期値
初期値は3です。
- 値の設定範囲
<Multiplier>に1〜255(10進数)を指定します。
ただし,最小送信間隔または最小受信間隔と掛け合わせた値が,300,000(300秒)を超えない範囲で指定してください。
- min-tx-interval <Millisecond>
- BFD障害監視で,BFDパケットを送信する間隔(最小送信間隔)を指定します。
- 本サブコマンド省略時の初期値
min-intervalサブコマンドで指定した値となります。min-intervalサブコマンドを指定していない場合,100ミリ秒です。
- 値の設定範囲
<Millisecond>に50〜10000(10進数:ミリ秒)を指定します。
ただし,検出乗数と掛け合わせた値が,300,000(300秒)を超えない範囲で指定してください。
- min-rx-interval <Millisecond>
- BFD障害監視で,BFDパケットを受信する間隔(最小受信間隔)を指定します。
- 本サブコマンド省略時の初期値
min-intervalサブコマンドで指定した値となります。min-intervalサブコマンドを指定していない場合,100ミリ秒です。
- 値の設定範囲
<Millisecond>に50〜10000(10進数:ミリ秒)を指定します。
ただし,検出乗数と掛け合わせた値が,300,000(300秒)を超えない範囲で指定してください。
- min-interval <Millisecond>
- BFD障害監視で,最小送信間隔と最小受信間隔の両方を同時に指定します。
- min-tx-intervalサブコマンドやmin-rx-intervalサブコマンドを指定している場合,本サブコマンドよりもそれらの指定値を優先します。
- 本サブコマンド省略時の初期値
最小送信間隔・最小受信間隔の両方とも,初期値は100ミリ秒です。
- 値の設定範囲
<Millisecond>に50〜10000(10進数:ミリ秒)を指定します。
ただし,検出乗数と掛け合わせた値が,300,000(300秒)を超えない範囲で指定してください。
[入力例]
「static」の[入力例]を参照してください。
[注意事項]
- system config_update autoが定義されていない時に本コマンドを使用しコンフィグレーションの変更を行った場合は,applyコマンドを投入してください。
- detect-multiサブコマンドに3未満の値を設定した場合,装置の運用状況,伝送路の状況によっては障害を検知しやすくなるため,経路状態が不安定になる可能性があります。設定条件については,「解説書 Vol.1 3.2 収容条件」を参照してください。
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