コンフィグレーションガイド

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8.4.1 一台のリレーエージェントを経由する

<この項の構成>
(1) 設定内容の概要
(2) 構成図と設定条件
(3) コンフィグレーション例

(1) 設定内容の概要

DHCP/BOOTPサーバとDHCP/BOOTPクライアント間で一台のリレーエージェントを経由するときのDHCP/BOOTPリレーエージェントコンフィグレーションの例を示します。

(2) 構成図と設定条件

[構成図]

図8-13 構成図

[図データ]

[設定条件]
  1. DHCP/BOOTPクライアントA,Bはイーサネット,またはギガビット・イーサネットにて接続されていること。
  2. DHCP/BOOTPクライアントAが接続されているインタフェースのIPアドレスを170.1.1.1とする。
  3. DHCP/BOOTPクライアントBが接続されているインタフェースのIPアドレスを170.2.2.1とする。
  4. DHCP/BOOTPサーバ A’のIPアドレスを170.10.10.10とする。
  5. DHCP/BOOTPサーバ B’のIPアドレスを170.11.11.11とする。
  6. DHCP/BOOTPクライアントAはDHCP/BOOTPサーバ A’へ中継する。DHCP/BOOTPクライアントBはDHCP/BOOTPサーバB’へ中継する。

(3) コンフィグレーション例

[コマンドによる設定]

<本装置A>
 1    (config)# relay-list 1 170.10.10.10
 2    (config)# relay-list 2 170.11.11.11
 3    (config)# relay-group RedGroup 1
 4    (config)# relay-group BlueGroup 2
 5    (config)# relay-interface Department1 relay_group RedGroup
                bootp_hops 1
 6    (config)# relay-interface Department2 relay_group BlueGroup
                bootp_hops 1

表8-14 本装置Aのコンフィグレーション解説

解説番号 解説
1 リレーリスト1にDHCP/BOOTPサーバ A’のIPアドレス170.10.10.10を設定します。
2 リレーリスト2にDHCP/BOOTPサーバ B’のIPアドレス170.11.11.11を設定します。
3 解説番号1で設定したリレーリスト1をリレーグループ名RedGroupに登録します。
4 解説番号2で設定したリレーリスト2をリレーグループ名BlueGroupに登録します。
5 解説番号3で設定したリレーグループ名RedGroupをインタフェース名Department1に設定し,BOOTP REQUEST HOPS値を1とします。
6 解説番号4で設定したリレーグループ名BlueGroupをインタフェース名Department2に設定し,BOOTP REQUEST HOPS値を1とします。

[コンフィグレーションの表示]

<本装置A>
relay-list 1 170.10.10.10
relay-list 2 170.11.11.11
relay-group BlueGroup 2
relay-group RedGroup 1
relay-interface Department1 relay_group RedGroup bootp_hops 1
relay-interface Department2 relay_group BlueGroup bootp_hops 1

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