解説書 Vol.2

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8.1.2 sFlowエージェント機能

本装置のsFlowエージェントは,(1)受信パケット(フレーム)をユーザ指定の割合でサンプルし,(2)サンプルしたパケット情報とインタフェース統計をsFlowパケットのフォーマットに整形して,(3)ユーザ指定のコレクタ装置に送付する機能があります。sFlow統計ではサンプルしたパケット情報のことをフローサンプル,インタフェース統計をカウンタサンプルと呼びます。

コレクタ装置に通知するフォーマットはRFC3176で規定されています。sFlowパケットのフォーマットを次の図に示します。

図8-4 sFlowパケットフォーマット

[図データ]

<この項の構成>
(1) sFlowヘッダ

(1) sFlowヘッダ

sFlowヘッダへ設定される内容を次の表に示します。

表8-2 sFlowヘッダのフォーマット

設定項目 説明 サポート
バージョン番号 sFlowパケットのバージョン(バージョン2,4サポート)
アドレスタイプ sFlowエージェントのIPタイプ(IPv4=1, IPv6=2)
エージェントIPアドレス sFlowエージェントのIPアドレス
シーケンス番号 sFlowパケットの生成ごとに増加する番号
生成時刻 現在の時間(装置の起動時からのミリセカンド)
サンプル数 この信号に含まれるサンプル(フロー・カウンタ)したパケット数(「図8-4 sFlowパケットフォーマット」の例ではn+mが設定されます)

(凡例) ○:サポートする


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