解説書 Vol.1

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19.2.2 QoSとの連携

<この項の構成>
(1) VCごとに固定値をEXP bitsに設定
(2) Tag-VLAN優先度をEXP bitsにマッピング
(3) フロー検出しVCにマッピング

(1) VCごとに固定値をEXP bitsに設定

入口エッジルータで,mpls情報を0から7までの任意の固定値を設定することによって,設定した固定値をトンネルラベルとVCラベルのEXP bitsへと設定できます。これによって,VCごとに異なったQoSをMPLS網内の転送に適用できます。固定値のEXP bitsへの設定を次の図に示します。

図19-6 固定値のEXP bitsへの設定

[図データ]

(2) Tag-VLAN優先度をEXP bitsにマッピング

入口エッジルータで,アクセス回線から受信するイーサネットフレームのTag-VLAN優先度を,バックボーン回線に送信するトンネルラベルとVCラベルのEXP bitsにマッピングできます。このマッピングによって,カスタマサイトで意図されたQoSをMPLS網内での転送に適用できるようになります。Tag-VLAN優先度のEXP bitsへのマッピングを次の図に示します。

図19-7 Tag-VLAN優先度のEXP bitsへのマッピング

[図データ]

(3) フロー検出しVCにマッピング

入口エッジルータで,アクセス回線から受信するイーサネットフレームのヘッダ情報からフローを検出し,VCにマッピングできます。このマッピングによって,EXP bitsよりもきめ細かいQoSを適用できるようになります。フローを検出してVCにマッピングする例を次の図に示します。

図19-8 フローを検出しVCへマッピング

[図データ]

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