解説書 Vol.1
セッションの状態がUpになると,ネゴシエーションによって決定した送信間隔でBFDパケットを2装置間で相互に送信します。このBFDパケットを障害検出時間の間受信しない場合は,2装置間の経路に障害が発生したと見なし,セッションの状態をDownにします。なお,本装置は障害を検出するとルーティング制御機能に通知します。
図11-5 BFDパケットロスによる障害の検出
障害検出後の動作は,BFDセッションが監視している経路によって異なります。
- BFDセッションがスタティックルートの経路監視をしていた場合
障害を検出しても,セッションの確立を要求するBFDパケットの送信は継続します。
対向装置から応答があった場合,セッションの確立と同様の処理を行い,セッションの再確立を試みます。再確立した場合,確立時と同様にルーティング制御機能に対して通知を行います。
- BFDセッションがOSPFネイバーの経路監視をしていた場合
障害を検出したセッションに対してはBFDパケットの送信を停止します。ルーティング制御機能から再びセッション確立の要求を受け取ると,BFDパケットの送信を再開します。
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