解説書 Vol.1
BFDのサポートする範囲を次の表に示します。
表11-1 BFDサポート範囲
項目 サポート 動作モード 非同期モード(シングルホップ) ○ 非同期モード(マルチホップ) × 要求モード × エコー機能 × 認証 × プロトコル スタティック ○ OSPF/OSPFv3 ○ IS-IS × BGP4/BGP4+ × RIP/RIPng × MPLS × (凡例)○:サポートする ×:サポートしない
- <この項の構成>
- (1) BFDの障害検出方式
- (2) 障害検出時間
- (3) BFDバージョンのサポート範囲
- (4) 認証を含むパケットの受信
- (5) 要求モード(Demand Mode)によるBFDパケットの受信
- (6) エコーパケットの受信
(1) BFDの障害検出方式
非同期モードをサポートします。このモードでは,2台の装置は互いに相手装置に対して一定間隔でBFDパケットを送信し,この応答を規定どおりに受信できなかった場合は接続状態に障害が発生したと見なします。
(2) 障害検出時間
本装置で受信したBFDパケットに設定されている障害検出乗数と最小受信間隔を乗算した値が300秒を超える場合,そのBFDパケットを破棄します。
(3) BFDバージョンのサポート範囲
本装置はBFDのバージョン1をサポートします。それ以前のバージョン0のBFDパケットを受信した場合,処理は行いません。
(4) 認証を含むパケットの受信
本装置では,対向装置から受信したBFDパケットに認証のデータがある場合,それらのBFDパケットはすべて破棄し,セッションは確立しません。
(5) 要求モード(Demand Mode)によるBFDパケットの受信
対向装置から受信したBFDパケットで要求モードによる動作を要求された場合,本装置は要求モードでは動作しない旨のBFDパケットを送信します。
(6) エコーパケットの受信
対向装置からエコー機能のBFDパケットを受信した場合,本装置は返信しません。
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