解説書 Vol.1
ロードバランスは,マルチパス接続(宛先ネットワークアドレスに対し複数の経路を構築)によって,IPレイヤのルーティング制御で,増大するトラフィックの負荷を分散する機能です。高帯域の回線にアップグレードしないで,既存の回線を集合して高帯域を供給します。
ここで説明するのはレイヤ3で実現するロードバランスです。
マルチパスを使用した負荷分散を「図7-24 マルチパスを使用した負荷分散(隣接ルータが単一の場合)」および「図7-25 マルチパスを使用した負荷分散(隣接ルータが複数の場合)」に示します。この図では四つのパスを利用して,ネットワークAからネットワークB内のサーバ宛てのパケットをハードウェア処理で高速に中継します。
図7-24 マルチパスを使用した負荷分散(隣接ルータが単一の場合)
図7-25 マルチパスを使用した負荷分散(隣接ルータが複数の場合)
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