コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2
装置にVLANユーザマッピングを使用します。本コマンドを設定した場合,VLAN Tagのヘッダ情報に基づいたキューイングをします。QoSフローリストの優先度決定によるキューイングはしません。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
- shaper vlan-user-map [user-priority-queue-map <priority0> <priority1> <priority2> <priority3> <priority4> <priority5> <priority6> <priority7>]
- 情報の削除
- no shaper vlan-user-map
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
- user-priority-queue-map <priority0> <priority1> <priority2> <priority3> <priority4> <priority5> <priority6> <priority7>
- ユーザ優先度キューマッピングの設定をします。ユーザ優先度0〜7に対応する<priority0>〜<priority7>にキュー番号を指定してください。
- 本パラメータ省略時の初期値
<priority0>:3
<priority1>:1
<priority2>:2
<priority3>:4
<priority4>:5
<priority5>:6
<priority6>:7
<priority7>:8
- 値の設定範囲
<priority0>〜<priority7>:1〜8を指定します。
- 本パラメータ使用時の注意事項
シェーパNIFで動作しているキュー数によって,キューイングされるキュー番号が異なります。キューイングされるキュー番号を次の表に示します。
表7-23 キューイングされるキュー番号
本パラメータで指定したキュー番号 8キュー動作(デフォルト)時のキューイングされるキュー番号 4キュー動作時のキューイングされるキュー番号 1 1 1 2 2 3 3 2 4 4 5 5 3 6 6 7 7 4 8 8
[コマンド省略時の動作]
VLANユーザマッピングを使用しません。
[通信への影響]
設定内容を変更,削除した場合,NIFがリセットされて通信が一時的に切断されます。
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
- 本機能は,階層化シェーパ機能をサポートしていないNIFに対しては反映されません。
- 本機能は,VLAN TagのTPIDに0x8100または0x9100の値が設定してあるパケットを対象にします。
- 本機能は,シェーパ自動設定機能またはシェーパモードが反映されていないNIFに対しては反映されません。
[関連コマンド]
shaper nif
shaper auto-configuration
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