コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2

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shaper user-list

該当シェーパモード
すべて

ユーザリストを作成します。装置当たり最大8192リスト作成できます。

[入力形式]

情報の設定・変更
shaper user-list <user list name> [peak-rate {<kbit/s> | <Mbit/s>M} [min-rate {<kbit/s> | <Mbit/s>M} [llpq-peak-rate {<kbit/s> | <Mbit/s>M}]]] [weight <weight>] [{
pq |
llq+3wfq <rate1>% <rate2>% <rate3>% <rate4>% |
4wfq <rate1>% <rate2>% <rate3>% <rate4>% |
pq+llq+2wfq <rate1>% <rate2>% <rate3>% |
2pq+llq+4wfq+beq <rate2>% <rate3>% <rate4>% <rate5>% <rate6>% |
4pq+4wfq <rate1>% <rate2>% <rate3>% <rate4>% |
2pq+4wfq+2beq <rate3>% <rate4>% <rate5>% <rate6>% }]
[queue-length <length1> <length2> <length3> <length4> [<length5> <length6> <length7> <length8>]] [discard <queue1> <queue2> <queue3> <queue4> [<queue5> <queue6> <queue7> <queue8>]]【AX6700S】【AX6600S】
 
shaper user-list <user list name> [peak-rate {<kbit/s> | <Mbit/s>M} [min-rate {<kbit/s> | <Mbit/s>M}]] [weight <weight>] [{
pq |
llq+3wfq <rate1>% <rate2>% <rate3>% <rate4>% |
4wfq <rate1>% <rate2>% <rate3>% <rate4>% |
pq+llq+2wfq <rate1>% <rate2>% <rate3>% |
2pq+llq+4wfq+beq <rate2>% <rate3>% <rate4>% <rate5>% <rate6>% |
4pq+4wfq <rate1>% <rate2>% <rate3>% <rate4>% |
2pq+4wfq+2beq <rate3>% <rate4>% <rate5>% <rate6>% }]
[queue-length <length1> <length2> <length3> <length4> [<length5> <length6> <length7> <length8>]] [discard <queue1> <queue2> <queue3> <queue4> [<queue5> <queue6> <queue7> <queue8>]]【AX6300S】

情報の削除
no shaper user-list <user list name>

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

<user list name>
ユーザリスト名称を指定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    省略できません
  2. 値の設定範囲
    <user list name>:31文字以内(先頭文字は数字以外)の名前を指定します。
  3. 本パラメータ使用時の注意事項
    なし

peak-rate {<kbit/s> | <Mbit/s>M}
最大帯域を指定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    最大帯域を設定しません。
  2. 値の設定範囲
    ・<kbit/s>:64〜1000000を指定します。
    ・<Mbit/s>:1M〜1000Mを指定します。
  3. 本パラメータ使用時の注意事項
    ・該当シェーパモードのインタフェースのユーザまたはデフォルトユーザには,最大帯域を指定してください。指定していない場合は,該当ユーザリストは装置に反映されません(該当シェーパモード:[rgq] [rgq llrlq] [llpq1] [llpq1 llrlq] [llpq2] [llpq2 llrlq] [llpq4] [llpq4 llrlq])。
    ・llrlq1またはllrlq2に設定するユーザリストに最大帯域を指定していない場合は,該当ユーザリストは装置に反映されません。【AX6700S】【AX6600S】
    ・該当ユーザリストの最低帯域値より小さい値は設定できません。
    ・該当ユーザリストのLLPQ帯域制御値より小さい値は設定できません。
    ・インタフェースのユーザまたはデフォルトユーザに設定するユーザリストの最大帯域値は,インタフェースに設定しているポート帯域制御値以下の値を設定してください。
    ・該当シェーパモードのインタフェースのユーザおよびデフォルトユーザに設定するユーザリストに最大帯域を設定した場合,最大帯域は装置に反映されません(該当シェーパモード:[wgq] [wgq llrlq])。【AX6700S】【AX6600S】
    ・該当シェーパモードのインタフェースのllrlq1,llrlq2の最大帯域の合計が,インタフェースに設定しているポート帯域制御値を超える値は設定できません(該当シェーパモード:[wgq llrlq])。【AX6700S】【AX6600S】
    ・該当シェーパモードのインタフェースのllrlq1,llrlq2の最大帯域とすべてのユーザ,デフォルトユーザの最低帯域の合計値が,インタフェースに設定しているポート帯域制御値を超える値は設定できません(該当シェーパモード:[rgq llrlq] [llpq1 llrlq] [llpq2 llrlq] [llpq4 llrlq])。【AX6700S】【AX6600S】

min-rate {<kbit/s> | <Mbit/s>M}
最低帯域を指定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    最低帯域を設定しません。
  2. 値の設定範囲
    ・<kbit/s>:64〜1000000を指定します。
    ・<Mbit/s>:1M〜1000Mを指定します。
  3. 本パラメータ使用時の注意事項
    ・該当シェーパモードのインタフェースのユーザまたはデフォルトユーザには,最低帯域を指定してください。指定していない場合は,該当ユーザリストは装置に反映されません(該当シェーパモード:[rgq] [rgq llrlq] [llpq1] [llpq1 llrlq] [llpq2] [llpq2 llrlq] [llpq4] [llpq4 llrlq])。
    ・該当ユーザリストの最大帯域を超える値は設定できません。
    ・該当シェーパモードのインタフェースのユーザおよびデフォルトユーザに設定するユーザリストに最低帯域を設定した場合,最低帯域は装置に反映されません(該当シェーパモード:[wgq] [wgq llrlq])。【AX6700S】【AX6600S】
    ・llrlq1またはllrlq2に設定するユーザリストに最低帯域を設定した場合,最低帯域は装置に反映されません。【AX6700S】【AX6600S】
    ・インタフェースに対して,該当ユーザリストが設定されいる場合,該当インタフェースに設定しているユーザ,デフォルトユーザの最低帯域の合計値がポート帯域制御値を超える場合は設定できません(該当シェーパモード:[rgq] [llpq1] [llpq2] [llpq4])。
    ・インタフェースに対して,該当ユーザリストが設定されいる場合,該当インタフェースに設定しているユーザ,デフォルトユーザの最低帯域とllrlq1,llrlq2の最大帯域の合計値がポート帯域制御値を超える場合は設定できません(該当シェーパモード:[rgq llrlq] [llpq1 llrlq] [llpq2 llrlq] [llpq4 llrlq])。【AX6700S】【AX6600S】

llpq-peak-rate {<kbit/s> | <Mbit/s>M}【AX6700S】【AX6600S】
LLPQ帯域制御を指定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    低遅延キューの最大帯域値は,ユーザリストの最低帯域値となります。
  2. 値の設定範囲
    ・<kbit/s>:64〜1000000を指定します。
    ・<Mbit/s>:1M〜1000Mを指定します。
  3. 本パラメータ使用時の注意事項
    ・該当ユーザリストに最低帯域の設定がない場合は設定できません。
    ・該当ユーザリストの最大帯域値を超える値は設定できません。
    ・llrlq1またはllrlq2に設定するユーザリストにLLPQ帯域制御を指定した場合,LLPQ帯域制御は装置に反映されません。
    ・該当シェーパモードのインタフェースのユーザおよびデフォルトユーザに設定するユーザリストにLLPQ帯域制御を指定した場合,LLPQ帯域制御は装置に反映されません(該当シェーパモード:[rgq] [rgq llrlq] [wgq] [wgq llrlq])。

weight <weight>
帯域分配の重みを指定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    帯域分配の重みを1に設定します。
  2. 値の設定範囲
    1〜50を指定します。
  3. 本パラメータ使用時の注意事項
    ・該当シェーパモードのインタフェースのllrlq1またはllrlq2に設定したユーザリストにweight値を指定した場合,weight値は装置に反映されません。【AX6700S】【AX6600S】
    ・該当シェーパモードのインタフェースのユーザまたはデフォルトユーザに設定したユーザリストにweight値11以上を指定した場合,weight値は10で装置に反映されます(該当シェーパモード:[wgq] [wgq llrlq])。【AX6700S】【AX6600S】
    ・該当シェーパモードのインタフェースのユーザまたはデフォルトユーザに設定したユーザリストに,peak-rateとmin-rateが同じ値で設定してある場合,weight値は装置に反映されません(該当シェーパモード:[rgq] [rgq llrlq] [llpq1] [llpq1 llrlq] [llpq2] [llpq2 llrlq] [llpq4] [llpq4 llrlq])。

{ pq |

llq+3wfq <rate1>% <rate2>% <rate3>% <rate4>% |

4wfq <rate1>% <rate2>% <rate3>% <rate4>% |

pq+llq+2wfq <rate1>% <rate2>% <rate3>% |

2pq+llq+4wfq+beq <rate2>% <rate3>% <rate4>% <rate5>% <rate6>% |

4pq+4wfq <rate1>% <rate2>% <rate3>% <rate4>% |

2pq+4wfq+2beq <rate3>% <rate4>% <rate5>% <rate6>% }
スケジューリングモードを指定します。NIFに設定しているユーザのキュー数によって,設定できるスケジューリングモードが変わります。
4キューモード:pq,llq+3wfq,4wfq,pq+llq+2wfq
8キューモード:pq,2pq+llq+4wfq+beq,4pq+4wfq,2pq+4wfq+2beq

pq
完全優先制御でパケットを送信します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    省略できません
  2. 値の設定範囲
    なし
  3. 本パラメータ使用時の注意事項【AX6700S】【AX6600S】
    ・該当シェーパモードのインタフェースのユーザおよびデフォルトユーザに指定した場合,最優先のキューが,LLPQ帯域制御を最大帯域とした低遅延キューとなります(該当シェーパモード:[llpq1] [llpq1 llrlq])。
    ・該当シェーパモードのインタフェースのユーザおよびデフォルトユーザに指定した場合,優先度の高い二つのキューが,LLPQ帯域制御を最大帯域とした低遅延キューとなります(該当シェーパモード:[llpq2] [llpq2 llrlq])。
    ・該当シェーパモードのインタフェースのユーザおよびデフォルトユーザに指定した場合,優先度の高い四つのキューが,LLPQ帯域制御を最大帯域とした低遅延キューとなります(該当シェーパモード:[llpq4] [llpq4 llrlq])。

llq+3wfq <rate1>% <rate2>% <rate3>% <rate4>%
4番キュー(llq)を設定比率分だけ最優先で出力します。3〜1番キュー(3wfq)は,ユーザの送信帯域から4番キューの使用帯域(設定帯域ではない)を引いた残りの帯域を,重みに従って分配する重み付き均等保障キューです。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    省略できません
  2. 値の設定範囲
    ・<rate1>〜<rate3>:1〜98を指定します。ただし,「<rate1>≦<rate2>≦<rate3>」かつ各<rate>の合計値が100以下になるように指定してください。
    ・<rate4>:5〜100を指定します。ただし,数値は5刻みです。100を指定した場合,4番キューは完全優先として動作します。
  3. 本パラメータ使用時の注意事項【AX6700S】【AX6600S】
    ・該当シェーパモードのインタフェースのユーザおよびデフォルトユーザに指定した場合,<rate4>に100を設定したときだけ,最優先のキューが,LLPQ帯域制御を最大帯域とした低遅延キューとなります。<rate4>に100以外の値が設定されていた場合,pqとして動作します(該当シェーパモード:[llpq1] [llpq1 llrlq])。
    ・該当シェーパモードのインタフェースのユーザおよびデフォルトユーザに指定した場合,pqとして動作します(該当シェーパモード: [llpq2] [llpq2 llrlq] [llpq4] [llpq4 llrlq])。

4wfq <rate1>% <rate2>% <rate3>% <rate4>%
重みに従って分配する重み付き均等保障キューです。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    省略できません
  2. 値の設定範囲
    <rate1>〜<rate4>:1〜97を指定します。ただし,「<rate1>≦<rate2>≦<rate3>≦<rate4>」かつ各<rate>の合計値が100以下になるように指定してください。
  3. 本パラメータ使用時の注意事項【AX6700S】【AX6600S】
    該当シェーパモードのインタフェースのユーザおよびデフォルトユーザに指定した場合,pqとして動作します(該当シェーパモード:[llpq1] [llpq1 llrlq] [llpq2] [llpq2 llrlq] [llpq4] [llpq4 llrlq])。

pq+llq+2wfq <rate1>% <rate2>% <rate3>%
4番キュー(pq)は,最優先でパケットを出力する完全優先キューです。3番キュー(llq)は,ユーザの送信帯域から4番キューの使用帯域を引いた残りの帯域を,設定比率分だけ優先的にパケット出力します。残りの帯域を2〜1番キュー(2wfq)で重み付けによる分配をします。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    省略できません
  2. 値の設定範囲
    ・<rate1>〜<rate2>:1〜99を指定します。ただし,「<rate1>≦<rate2>」かつ各<rate>の合計値が100以下になるように指定してください。
    ・<rate3>:5〜100を指定します。ただし,数値は5刻みです。100を指定した場合,3番キューは完全優先として動作します。
  3. 本パラメータ使用時の注意事項【AX6700S】【AX6600S】
    ・該当シェーパモードのインタフェースのユーザおよびデフォルトユーザに指定した場合,最優先のキューが,LLPQ帯域制御を最大帯域とした低遅延キューとなります(該当シェーパモード:[llpq1] [llpq1 llrlq])。
    ・該当シェーパモードのインタフェースのユーザおよびデフォルトユーザに指定した場合,<rate3>に100を設定した場合だけ,優先度の高い二つのキューが,LLPQ帯域制御を最大帯域とした低遅延キューとなります。<rate3>に100以外の値が設定されていた場合,pqとして動作します(該当シェーパモード:[llpq2] [llpq2 llrlq])。
    ・該当シェーパモードのインタフェースのユーザおよびデフォルトユーザに指定した場合,pqとして動作します(該当シェーパモード:[llpq4] [llpq4 llrlq])。

2pq+llq+4wfq+beq <rate2>% <rate3>% <rate4>% <rate5>% <rate6>%
8〜7番キュー(2pq)は,最優先でパケットを出力する完全優先キューです。6番キュー(llq)は,ユーザの送信帯域から8〜7番キューの使用帯域を引いた残りの帯域を,設定比率分だけ優先的にパケット出力をします。残りの帯域を5〜2番キュー(4wfq)で重み付けによる分配をします。残り帯域を1番キュー(beq)が使用します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    省略できません
  2. 値の設定範囲
    ・<rate2>〜<rate5>:1〜97を指定します。ただし,「<rate2>≦<rate3>≦<rate4>≦<rate5>」かつ各<rate>の合計値が100以下になるように指定してください。
    ・<rate6>:5〜100を指定します。ただし,数値は5刻みです。100を指定した場合,6番キューは完全優先として動作します。
  3. 本パラメータ使用時の注意事項【AX6700S】【AX6600S】
    ・該当シェーパモードのインタフェースのユーザおよびデフォルトユーザに指定した場合,最優先のキューが,LLPQ帯域制御を最大帯域とした低遅延キューとなります(該当シェーパモード:[llpq1] [llpq1 llrlq] [llpq2] [llpq2 llrlq])。
    ・該当シェーパモードのインタフェースのユーザおよびデフォルトユーザに指定した場合,優先度の高い二つのキューが,LLPQ帯域制御を最大帯域とした低遅延キューとなります(該当シェーパモード:[llpq2] [llpq2 llrlq])。
    ・該当シェーパモードのインタフェースのユーザおよびデフォルトユーザに指定した場合,pqとして動作します(該当シェーパモード:[llpq4] [llpq4 llrlq])。

4pq+4wfq <rate1>% <rate2>% <rate3>% <rate4>%
8〜5番キュー(4pq)は,最優先でパケットを出力する完全優先キューです。4〜1番キュー(4wfq)は,ユーザの送信帯域から8〜5番キューの使用帯域(設定帯域ではない)を引いた残りの帯域を,重みに従って分配する重み付き均等保障キューです。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    省略できません
  2. 値の設定範囲
    <rate1>〜<rate4>:1〜97を指定します。ただし,「<rate1>≦<rate2>≦<rate3>≦<rate4>」かつ各<rate>の合計値が100以下になるように指定してください。
  3. 本パラメータ使用時の注意事項【AX6700S】【AX6600S】
    ・該当シェーパモードのインタフェースのユーザおよびデフォルトユーザに指定した場合,最優先のキューが,LLPQ帯域制御を最大帯域とした低遅延キューとなります(該当シェーパモード:[llpq1] [llpq1 llrlq])。
    ・該当シェーパモードのインタフェースのユーザおよびデフォルトユーザに指定した場合,優先度の高い二つのキューが,LLPQ帯域制御を最大帯域とした低遅延キューとなります(該当シェーパモード:[llpq2] [llpq2 llrlq])。
    ・該当シェーパモードのインタフェースのユーザおよびデフォルトユーザに指定した場合,優先度の高い四つのキューが,LLPQ帯域制御を最大帯域とした低遅延キューとなります(該当シェーパモード:[llpq4] [llpq4 llrlq])。

2pq+4wfq+2beq <rate3>% <rate4>% <rate5>% <rate6>%
8〜7番キュー(2pq)は,最優先でパケットを出力する完全優先キューです。6〜3番キュー(4wfq)は,ユーザの送信帯域から8〜7番キューの使用帯域(設定帯域ではない)を引いた残りの帯域を,重みに従って分配する重み付き均等保障キューです。残りの帯域を2〜1番キュー(2beq)で使用します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    省略できません
  2. 値の設定範囲
    <rate3>〜<rate6>:1〜97を指定します。ただし,「<rate3>≦<rate4>≦<rate5>≦<rate6>」かつ各<rate>の合計値が100以下になるように指定してください。ユーザリストの最大帯域値を設定します。
  3. 本パラメータ使用時の注意事項【AX6700S】【AX6600S】
    ・該当シェーパモードのインタフェースのユーザおよびデフォルトユーザに指定した場合,最優先のキューが,LLPQ帯域制御を最大帯域とした低遅延キューとなります(該当シェーパモード:[llpq1] [llpq1 llrlq])。
    ・該当シェーパモードのインタフェースのユーザおよびデフォルトユーザに指定した場合,優先度の高い二つのキューが,LLPQ帯域制御を最大帯域とした低遅延キューとなります(該当シェーパモード:[llpq2] [llpq2 llrlq])。
    ・該当シェーパモードのインタフェースのユーザおよびデフォルトユーザに指定した場合,pqとして動作します(該当シェーパモード:[llpq4] [llpq4 llrlq])。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    スケジューリングモードはpqになります。
  2. 値の設定範囲
    pq,llq+3wfq,4wfq,pq+llq+2wfq,2pq+llq+4wfq+beq,4pq+4wfq,2pq+4wfq+2beq
  3. 本パラメータ使用時の注意事項
    キューモードと一致しないスケジューリングモードを指定した場合,pqで動作します。

queue-length <length1> <length2> <length3> <length4> [<length5> <length6> <length7> <length8>]
各キューに対するキュー長を指定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    各キューのキュー長をデフォルト値に従って設定します。デフォルト値は,「コンフィグレーションガイド Vol.2 6.7.2 バッファ管理」を参照してください。
  2. 値の設定範囲
    ・<length>:0〜4000を指定します。
    ・4キューモード時は<length1>〜<length4>が設定できます。
    ・8キューモード時は<length1>〜<length8>が設定できます。
  3. 本パラメータ使用時の注意事項
    ・4キューモード時に,<length1>〜<length8>に値を設定した場合,<length1>〜<length4>に設定した値は反映され,<length5>〜<length8>に設定した値は無視されます。
    ・8キューモード時に,<length5>〜<length8>に値を設定しなかった場合,<length1>〜<length4>に指定した値は無視され,初期値が反映されます。

discard <queue1> <queue2> <queue3> <queue4> [<queue5> <queue6> <queue7> <queue8>]
各キューの廃棄制御モードを指定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    各キューはtail-drop2で動作します。
  2. 値の設定範囲
    ・<queue>:tail-drop1,tail-drop2,tail-drop3を指定します。
    ・4キューモード時は<queue1>〜<queue4>が設定できます。
    ・8キューモード時は<queue1>〜<queue8>が設定できます。
    次の表に各廃棄モードに対する廃棄閾値を示します。

    表7-22 廃棄モードに対する破棄閾値

    廃棄モード キューイング優先度
    1〜2 3〜4
    tail-drop1 1/4 4/4
    tail-drop2 2/4 4/4
    tail-drop3 3/4 4/4
  3. 本パラメータ使用時の注意事項
    ・4キューモード時に,<queue1>〜<queue8>に値を設定した場合,<queue1>〜<queue4>に設定した値は反映され,<queue5>〜<queue8>に設定した値は無視されます。
    ・8キューモード時に,<queue5>〜<queue8>に値を設定しなかった場合,<queue1>〜<queue4>に指定した値は無視され,初期値が反映されます。

[コマンド省略時の動作]

ユーザリストを作成しません。

[通信への影響]

インタフェースに設定済みのユーザリストの設定内容を変更した場合,該当ユーザの通信が一時的に切断されます。

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

なし

[関連コマンド]

shaper nif

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