コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2
- 該当シェーパモード
- すべて
イーサネットインタフェースに対して,ユーザリストを適用して,ユーザを有効にします。
本コマンドは,該当インタフェースのNIFに対してシェーパモードの設定がない場合,設定できません。また,シェーパ自動設定機能を使用している場合や,シェーパ機能を使用できるポート数の上限を超える場合,本コマンドは設定できません。
[入力形式]
- 情報の設定
- shaper user <user id list> list <user list name>
- 情報の変更
- shaper user { <user id list> | add <user id list> } list <user list name>
- shaper user remove <user id list>
- 情報の削除
- no shaper user
[入力モード]
(config-if)
[パラメータ]
- <user id list>
- ユーザIDを設定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
・1〜1023を指定します。設定できるユーザIDの範囲は,シェーパモード,キュー数によって異なります。設定範囲外のユーザIDを指定した場合,装置に反映されません。【AX6700S】【AX6600S】
・1〜511を指定します。設定できるユーザIDの範囲は,キュー数によって異なります。設定範囲外のユーザIDを指定した場合,装置に反映されません。【AX6300S】
・指定する値はインタフェース内で重複できません。
- list <user list name>
- ユーザリスト名称を指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
・<user list name>:31文字以内(先頭文字は数字以外)の名前を指定します。
・shaper user-listコマンドで作成済みのユーザリスト名称を指定します。
- 本パラメータ使用時の注意事項
・該当インタフェースに設定している,すべてのユーザとデフォルトユーザの最低帯域の合計値がポート帯域制御値を超える場合は設定できません(該当シェーパモード:[rgq] [llpq1] [llpq2] [llpq4])。
・該当インタフェースに設定しているすべてのユーザおよびデフォルトユーザの最低帯域,ならびにllrlq1およびllrlq2の最大帯域との合計がポート帯域制御値を超える場合は設定できません(該当シェーパモード:[rgq llrlq] [llpq1 llrlq] [llpq2 llrlq] [llpq4 llrlq])。【AX6700S】【AX6600S】
・指定したユーザリストが,該当インタフェースのNIFに設定されているシェーパモードに適した設定内容になっていない場合,設定できません。詳しい設定内容の制限はユーザリストのコマンドを参照してください。
- add <user id list>
- 指定済みユーザリストにユーザIDを追加します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
・1〜1023を指定します。設定するユーザIDの範囲は,シェーパモード,キュー数によって異なります。設定範囲外のユーザIDを指定した場合,装置に反映されません。【AX6700S】【AX6600S】
・1〜511を指定します。設定するユーザIDの範囲は,キュー数によって異なります。設定範囲外のユーザIDを指定した場合,装置に反映されません。【AX6300S】
・指定する値はインタフェース内で重複できません。
- 変更後の<user id list>の扱い
ユーザIDの追加でユーザリストの長さが長くなった場合,ユーザリストを分割して複数行の”shaper user”コマンドとしてコンフィグレーションを表示することがあります。また,ユーザIDの追加後にユーザリストの長さが短くなった場合,複数行の”shaper user”コマンドのユーザリストを統合してコンフィグレーションを表示することがあります。
- remove <user id list>
- 指定済みユーザリストからユーザIDを削除します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
・1〜1023を指定します。ただし,該当ユーザリストに指定済みのユーザIDだけが対象です。複数のユーザリストを削除できます。【AX6700S】【AX6600S】
・1〜511を指定します。ただし,該当ユーザリストに指定済みのユーザIDだけが対象です。複数のユーザリストを削除できます。【AX6300S】
- 変更後の<user id list>の扱い
ユーザIDの削除でユーザリストの長さが長くなった場合,ユーザリストを分割して複数行の”shaper user”コマンドとしてコンフィグレーションを表示することがあります。また,ユーザIDの削除後にユーザリストの長さが短くなった場合,複数行の”shaper user”コマンドのユーザリストを統合してコンフィグレーションを表示することがあります。
[コマンド省略時の動作]
該当インタフェースに対してユーザを設定しません。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
- 階層化シェーパ機能をサポートしていないNIFのインタフェースに対して,本コマンドは設定できません。
- 特定のユーザを追加したり削除したりする場合には,addパラメータ,removeパラメータを使用してください。すべてのユーザを削除する場合は,no shaper userコマンドを使用してください。
[関連コマンド]
shaper nif
shaper user-list
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