コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2
- 該当シェーパモード
- すべて
イーサネットインタフェースに対して,ポート帯域制御を設定します。
本コマンドは,該当インタフェースのNIFに対してシェーパモードの設定がない場合,設定できません。また,シェーパ自動設定機能を使用している場合や,シェーパ機能を使用できるポート数の上限を超える場合,該当インタフェースに対して,本コマンドは設定できません。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
- shaper port rate-limit { <kbit/s> | <Mbit/s>M }
- 情報の削除
- no shaper port rate-limit
[入力モード]
(config-if)
[パラメータ]
- { <kbit/s> | <Mbit/s>M }
- ポート帯域制御値を指定します。本機能を使用すれば,回線の送信帯域を指定した帯域に制限できます。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
次の表に示します。
値の単位にはMが指定できます。
帯域は回線速度以下になるように設定してください。
表7-21 ポート帯域制御値の設定範囲
回線速度(オートネゴシエーション結果も含む) 設定範囲 刻み値 1000Mbit/s M単位 1M〜1000M 1Mbit/s k単位 64〜1000000 1kbit/s 100Mbit/s M単位 1M〜100M 1Mbit/s k単位 64〜100000 1kbit/s 10Mbit/s M単位 1M〜10M 1Mbit/s k単位 64〜10000 1kbit/s - 本パラメータ使用時の注意事項
・該当インタフェースに設定してある,すべてのユーザとデフォルトユーザの最低帯域の合計値より小さい値は設定できません(該当シェーパモード:[rgq] [llpq1] [llpq2] [llpq4])。
・インタフェースに対してllrlq1またはllrlq2を設定している場合,該当インタフェースに設定されているllrlq1およびllrlq2の最大帯域,ならびにすべてのユーザおよびデフォルトユーザの最低帯域の合計値より小さい値は設定できません(該当シェーパモード:[rgq llrlq] [llpq1 llrlq] [llpq2 llrlq] [llpq4 llrlq])。【AX6700S】【AX6600S】
・インタフェースに対してllrlq1またはllrlq2を設定している場合,該当インタフェースに設定されているllrlq1とllrlq2の最大帯域の合計値より小さい値は設定できません(該当シェーパモード:[wgq llrlq])。【AX6700S】【AX6600S】
・インタフェースに対してshaper wgq-group rate-limitを設定している場合,該当インタフェースに設定してあるshaper wgq-group rate-limitより小さい値は設定できません。【AX6700S】【AX6600S】
[コマンド省略時の動作]
ポート帯域制御値を1000Mに設定します。
[通信への影響]
設定内容を変更,削除した場合,ポートのinactivate処理が行われ,通信が一時的に切断されます。
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
- 階層化シェーパ機能をサポートしていないNIFのインタフェースに対して,本コマンドは設定できません。
[関連コマンド]
shaper nif
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