コンフィグレーションガイド Vol.2
- <この項の構成>
- (1) 本機能を設定した装置間に本機能をサポートしない別装置を接続した場合
- (2) 他社接続について
- (3) IEEE 802.1AB規格との接続について
- (4) 隣接装置の最大数について
- (5) VRF機能との共存について【OP-NPAR】
(1) 本機能を設定した装置間に本機能をサポートしない別装置を接続した場合
次に示す構成とした場合,隣接装置との接続状態を正確に把握しにくい状態になります。
- スイッチを経由して接続した場合,スイッチはLLDPの配布情報を中継します。そのため,直接接続していない装置間で,隣接情報として配布情報を受信できるので,直接接続されている装置間の情報と区別が付かなくなります。
- ルータを経由して接続した場合,LLDPの配布情報はルータで廃棄されるためLLDP機能を設定した装置間では受信できません。
(2) 他社接続について
他社が独自にサポートしているLink Layer Discovery Protocol※との相互接続はできません。
- 注※
- Cisco Systems社:CDP(Cisco Discovery Protocol)
- Extreme Networks社:EDP(Extreme Discovery Protocol)
- Foundry Networks社:FDP(Foundry Discovery Protocol)
(3) IEEE 802.1AB規格との接続について
本装置のLLDPはIEEE 802.1AB Draft 6をベースにサポートした独自機能です。IEEE 802.1AB規格との接続性はありません。
(4) 隣接装置の最大数について
装置当たり最大192の隣接装置情報を収容できます。最大数を超えた場合,受信した配布情報は廃棄します。受信済みの隣接装置情報がタイムアウトで削除される時間を確保するために,廃棄状態は一定時間継続されます。時間は,最大収容数の閾値以上になった隣接装置情報の保持時間と同一です。
(5) VRF機能との共存について【OP-NPAR】
VRFを設定したVLANに設定されたIPアドレスは配布しません。
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