コンフィグレーションガイド Vol.2

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28.1.5 トラップ

<この項の構成>
(1) トラップ概説
(2) トラップフォーマット(SNMPv1)
(3) トラップフォーマット(SNMPv2C,SNMPv3)

(1) トラップ概説

SNMPエージェントはトラップTrap)と呼ばれるイベント通知(主に障害発生の情報やログ情報など)機能があります。トラップは重要なイベントをSNMPエージェントからSNMPマネージャに非同期に通知する機能です。SNMPマネージャは,トラップを受信することで装置の状態変化を検知できます。この通知を基に,装置内のMIBを取得して,さらに詳細な情報を得ることができます。

なお,トラップはUDPを使用しているため,装置からSNMPマネージャに対するトラップの到達が確認できません。そのため,ネットワークの輻輳などによってトラップがマネージャに到達しない場合があります。トラップの例を次の図に示します。

図28-24 トラップの例

[図データ]

(2) トラップフォーマット(SNMPv1)

トラップフレームには,どのIPアドレスの装置で,いつ,何が発生したかを示す情報を含みます。トラップフォーマット(SNMPv1)を次の図に示します。

図28-25 トラップフォーマット(SNMPv1)

[図データ]

(3) トラップフォーマット(SNMPv2C,SNMPv3)

トラップフレームには,いつ,何が発生したかを示す情報を含みます。トラップフォーマット(SNMPv2C,SNMPv3)を次の図に示します。

図28-26 トラップフォーマット(SNMPv2C,SNMPv3)

[図データ]

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