コンフィグレーションガイド Vol.2

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18.1.6 冗長構成時の注意事項

<この項の構成>
(1) BSUの固定モードと送信元MACアドレスごとの振り分けに関する注意事項
(2) 運用系BSU数の設定とポートごとの振り分けに関する注意事項

(1) BSUの固定モードと送信元MACアドレスごとの振り分けに関する注意事項

BSUの固定モードと,送信元MACアドレスごとの振り分け機能を設定するときは,次に示す項目に注意してください。

表18-4 BSUの固定モードと送信元MACアドレスごとの振り分けに関する注意事項

項目 注意事項
同時使用時だけのサポート BSUの固定モードと送信元MACアドレスごとの振り分けは,これらの機能を同時に使用する場合だけサポートされます。
コンフィグレーションの変更 コンフィグレーションを変更する場合,変更を保存したあとに,装置を再起動してください。
障害部位の復旧 BSUの固定モードと送信元MACアドレスごとの振り分けを使用する場合,装置の障害が発生した際に障害部位を復旧しないで,停止したままにする動作だけがサポートされます。
コンフィグレーションコマンドno system recoveryを設定してください。
同時使用未サポートの機能 次に示す機能は,BSUの固定モード,送信元MACアドレスごとの振り分けと同時に使用することはできません。
  • 待機系のBSU
  • 省電力機能(電力制御)
  • 帯域監視機能
  • ストームコントロール
  • NIFのポートを使用した本装置宛通信を伴うすべての機能(NIFのポートを経由した本装置へのtelnetやルーティングプロトコルなどが使用不可となります)

(2) 運用系BSU数の設定とポートごとの振り分けに関する注意事項

パケット転送時の負荷分散モードにポートごとの振り分け機能を設定するときは,運用系として使用するBSU数をコンフィグレーションコマンドredundancy max-bsuで指定してください。運用系として使用するBSU数とコンフィグレーションコマンドredundancy max-bsuで指定した数を一致させることで,パケット転送を行うBSUを分散させて運用系BSUを効率良く利用できます。

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