コンフィグレーションガイド Vol.2
ダイナミックARP検査を使用するための設定について説明します。
- <この項の構成>
 - (1) 基本設定
 - (2) trustポートの設定
 - (3) オプション検査の設定
 
(1) 基本設定
- [設定のポイント]
 - ダイナミックARP検査の基本検査を有効にするVLANを設定します。
 
- [コマンドによる設定]
 
- (config)# ip arp inspection vlan 2
 
VLAN ID 2をダイナミックARP検査の対象に設定します。本コマンドを指定しないVLANではダイナミックARP検査は動作しません。
- [注意事項]
 
- コンフィグレーションコマンドip dhcp snooping vlanで設定しているVLAN IDを指定してください。
 - 本コマンドを設定した場合は,コンフィグレーションコマンドip source bindingで登録したバインディングデータベースのエントリも,ダイナミックARP検査の対象となります。
 - 本コマンドを設定したVLANに所属しているポートに対して,コンフィグレーションコマンドip arp inspection trustを設定した場合は,そのポートはダイナミックARP検査の対象外となります。
 
(2) trustポートの設定
- [設定のポイント]
 - DHCPサーバに接続するポートをtrustポートとして設定します。
 
- [コマンドによる設定]
 
- (config)# interface gigabitethernet 1/5
 
(config-if)# ip arp inspection trust
(config-if)# exit
ポート1/5をtrustポートとして設定します。そのほかのポートはuntrustポートとなります。
- [注意事項]
 - 本コマンドを設定したポートでは,ダイナミックARP検査の検査対象VLANに所属していても,ダイナミックARP検査の対象外となります。
 
(3) オプション検査の設定
- [設定のポイント]
 - 本装置のダイナミックARP検査のオプション検査として送信元MACアドレス検査(src-mac検査)を有効に設定します。
 
- [コマンドによる設定]
 
- (config)# ip arp inspection validate src-mac
 
オプション検査として送信元MACアドレス検査(src-mac検査)を有効に設定します。
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