コンフィグレーションガイド Vol.2
uRPFは,受信パケットの送信元アドレスを装置のルーティングテーブルから検索し,ルーティングテーブルになければパケットを廃棄します。uRPFの動作概要を次の図に示します。
図3-1 uRPFの動作概要
上記の図では,パケットA受信時にuRPF機能が有効であれば,本装置はパケットAの送信元アドレス10.0.10.2をルーティングテーブルから検索します。ルーティングテーブルに10.0.10.2に一致する経路が存在するため,本装置はパケットAを正当なパケットと見なし,通常の経路検索による中継を行います。次項で説明しているStrictモードではさらにインタフェースの妥当性も検証します。
パケットB受信時は,パケットBの送信元アドレス10.0.30.4をルーティングテーブルから検索しますが,マッチする経路が存在しないため,パケットBは廃棄されます。
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