コンフィグレーションガイド Vol.2

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2.1.5 ソフトウェアパケット制御機能

フィルタで廃棄したパケットのうち,CPUへ転送するパケットの数を制限する機能です。本機能によって,装置が高負荷になることを抑止します。CPUに転送するパケット数を次に示します。

<この項の構成>
(1) AX6700Sの場合
(2) AX6600Sの場合
(3) AX6300Sの場合

(1) AX6700Sの場合

フィルタで廃棄したパケットをBCU内のCPUに転送する際,ソフトウェアパケット制御機能で設定したパケット数に従って転送数を制御します。

CPUに転送するパケット数は,運用系BSUの枚数によって異なります。運用系BSU枚数別の,CPUに転送するパケットの最大数を次の表に示します。

表2-6 CPUに転送するパケットの最大数

運用系BSU枚数 CPUに転送するパケットの最大数
1枚 設定値の約2倍
2枚 設定値の約4倍
3枚 設定値の約6倍

(2) AX6600Sの場合

フィルタで廃棄したパケットをCSU内のCPUに転送する際,ソフトウェアパケット制御機能で設定したパケット数に従って転送数を制御します。

CPUに転送するパケット数は,運用系PSPの数によって異なります。運用系PSP数別の,CPUに転送するパケットの最大数を次の表に示します。

表2-7 CPUに転送するパケットの最大数

運用系PSP数 CPUに転送するパケットの最大数
1 設定値
2 設定値の約2倍

(3) AX6300Sの場合

フィルタで廃棄したパケットをMSU内のCPUに転送する際,ソフトウェアパケット制御機能で設定したパケット数に従って転送数を制御します。

CPUに転送するパケットの最大数は,運用系MSUが1枚だけなので,設定値と同じになります。

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