コンフィグレーションガイド Vol.1

26.1　解説

ポリシーベーススイッチングは，MACアドレス学習，コンフィグレーションコマンドで登録されたMACアドレステーブル，およびフラッディングに従わないで，ユーザが設定した送信先インタフェースにフレームをレイヤ2中継する機能です。

ポリシーベーススイッチングの構成例を次の図に示します。

図26-1　ポリシーベーススイッチングの構成例

この図で本装置は，社内ネットワークから受信してネットワークAやネットワークBへ送信するフレームのうち，特定のフレームだけを管理ネットワークに中継します。このように，本装置が受信したフレームのうち，特定のフレームを同一VLAN上の特定のネットワークに中継できます。また，負荷分散や認証などにも適用できます。

このようにポリシーベーススイッチングは，MACアドレステーブルによる経路情報に関係なく，ユーザが指定した経路に従って中継できます。

なお，BSU-LA，CSU-1A，MSU-1AおよびMSU-1A1では，ポリシーベーススイッチングは未サポートです。

＜この節の構成＞

26.1.1　ポリシーベーススイッチングの制御

26.1.2　ポリシーベーススイッチンググループ

26.1.3　ポリシーベーススイッチング対象フレーム

26.1.4　ポリシーベーススイッチングと他機能との共存

26.1.5　ポリシーベーススイッチングのトラッキング機能

26.1.6　ポリシーベーススイッチングの注意事項

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