コンフィグレーションガイド Vol.1

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22.1.7 スパニングツリー共通の注意事項

<この項の構成>
(1) CPUの過負荷について
(2) 二重化構成でBPDUガード機能を使用する場合について
(3) VLANトンネリングについて
(4) VLANのダウンを伴うコンフィグレーションコマンドの設定について

(1) CPUの過負荷について

CPUが過負荷な状態になった場合,本装置が送受信するBPDUの廃棄が発生して,タイムアウトのメッセージ出力,トポロジー変更,一時的な通信断となることがあります。

(2) 二重化構成でBPDUガード機能を使用する場合について

BPDUガード機能によってポートがダウンした場合,系切替が発生すると新運用系システムでそのポートがダウンしたままになります。この状態でコマンドによってスパニングツリーの状態を出力すると,BPDUガードでポートがダウンしたのではなく,最初からポートがダウンしていたように出力されます。

(3) VLANトンネリングについて

VLANトンネリング設定時,アクセスポート(VLANトンネリングのアクセス回線側)はスパニングツリーの対象外になります。トランクポート(バックボーン回線側)だけがスパニングツリーを使用できます。

(4) VLANのダウンを伴うコンフィグレーションコマンドの設定について

コンフィグレーションコマンドno spanning-tree disableで本装置にスパニングツリー機能を適用すると,全VLANが一時的にダウンします。

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