コンフィグレーションガイド Vol.1
- <この項の構成>
- (1) CPUの過負荷について
- (2) 二重化構成でBPDUガード機能を使用する場合について
- (3) VLANトンネリングについて
- (4) VLANのダウンを伴うコンフィグレーションコマンドの設定について
(1) CPUの過負荷について
CPUが過負荷な状態になった場合,本装置が送受信するBPDUの廃棄が発生して,タイムアウトのメッセージ出力,トポロジー変更,一時的な通信断となることがあります。
(2) 二重化構成でBPDUガード機能を使用する場合について
BPDUガード機能によってポートがダウンした場合,系切替が発生すると新運用系システムでそのポートがダウンしたままになります。この状態でコマンドによってスパニングツリーの状態を出力すると,BPDUガードでポートがダウンしたのではなく,最初からポートがダウンしていたように出力されます。
(3) VLANトンネリングについて
VLANトンネリング設定時,アクセスポート(VLANトンネリングのアクセス回線側)はスパニングツリーの対象外になります。トランクポート(バックボーン回線側)だけがスパニングツリーを使用できます。
(4) VLANのダウンを伴うコンフィグレーションコマンドの設定について
コンフィグレーションコマンドno spanning-tree disableで本装置にスパニングツリー機能を適用すると,全VLANが一時的にダウンします。
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