コンフィグレーションガイド Vol.1

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21.1.3 VLANトンネリング使用時の注意事項

<この項の構成>
(1) 他機能との共存
(2) デフォルトVLANについて
(3) トランクポートのネイティブVLANについて

(1) 他機能との共存

18.3 レイヤ2スイッチ機能と他機能の共存について」を参照してください。

(2) デフォルトVLANについて

デフォルトVLANの自動加入を行いません。すべてのVLANを明示的に設定してください。

(3) トランクポートのネイティブVLANについて

VLANトンネリングのトランクポートはVLAN Tagをスタックするポートとなりますが,ネイティブVLANではVLAN Tagをスタックしません。本装置からフレームを送信するときはアクセスポートと同様に動作して,フレームを受信するときはUntaggedフレームだけを扱います。ほかのVLANと異なる動作となるので,VLANトンネリング網のバックボーン回線のVLANとしては使用できません。VLANトンネリングを使用する場合,コンフィグレーションコマンドvlan dot1q tag nativeでトランクポートのネイティブVLANでもTaggedフレームを扱う設定とすることをお勧めします。

トランクポートのネイティブVLANは,コンフィグレーションコマンドswitchport trunk native vlanで設定しない場合デフォルトVLANです。デフォルトVLANでVLANトンネリング機能を使用する場合は,コンフィグレーションコマンドvlan dot1q tag nativeでトランクポートのネイティブVLANでもTaggedフレームを扱う設定とするか,switchport trunk native vlanコマンドでネイティブVLANにデフォルトVLAN以外のVLANを設定してください。

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