コンフィグレーションガイド Vol.1
- [設定のポイント]
- MACポートでMAC VLANに登録したMACアドレスに一致しないUntaggedフレームを扱いたい場合,そのフレームを扱うVLANとしてネイティブVLANを設定します。ネイティブVLANはポートVLANだけが設定できます。
- ネイティブVLANのVLAN IDをswitchport mac native vlanコマンドで指定すると,MACポート上で登録したMACアドレスに一致しないUntaggedフレームを扱うVLANとなります。ネイティブVLANは,コンフィグレーションで明示して指定しない場合はVLAN 1(デフォルトVLAN)です。
- ネイティブVLANにstate suspendコマンドが設定されていた場合は,登録したMACアドレスに一致しないフレームが中継されません。
- [コマンドによる設定]
- (config)# vlan 10,20 mac-based
(config-vlan)# exit
(config)# vlan 30
(config-vlan)# exit
VLAN 10,20をMAC VLANとして作成します。また,VLAN 30をポートVLANとして作成します。
- (config)# interface gigabitethernet 1/1
(config-if)# switchport mode mac-vlan
ポート1/1のイーサネットインタフェースコンフィグレーションモードに移行します。また,MACポートとして設定します。
- (config-if)# switchport mac vlan 10,20
ポート1/1にMAC VLAN 10,20を設定します。
この状態で,ポート1/1はMAC VLAN 10,20だけ通信を許可するポートとなります。登録されていないMACアドレスは通信することはできません。登録されていないMACアドレスから通信するためには,ネイティブVLANが通信可能となるように設定します。
- (config-if)# switchport mac native vlan 30
ポート1/1のネイティブVLANをポートVLAN 30に設定します。VLAN 30はポート1/1で登録されていないMACアドレスからのUntaggedフレームを扱うVLANとなります。
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