コンフィグレーションガイド Vol.1
交換したBCU/CSU/MSUが待機系で立ち上がっている状態で,次のコマンドによってソフトウェアバージョンおよび設定ファイルを待機系と同期させます。なお,ソフトウェアバージョンが11.0以降の場合,運用系と待機系のライセンスキー情報が一致しない状態では,SYSTEM1 LEDが橙点灯し,一時的にコマンドによる系切替が抑止されます。
- ppupdateコマンド
ソフトウェアバージョンを同期させます。
- synchronizeコマンド
その他の設定ファイルを同期させます。本コマンドで同期する対象には,コンフィグレーション,ユーザアカウント,パスワード,ライセンスキーファイルを含みます。同期したライセンスキーファイルを有効にするには,reloadコマンドを使って待機系を再起動する必要があります。
二重化運用時の管理情報の同期処理については,「コンフィグレーションガイド Vol.2 17. BCU/CSU/MSUの冗長化」を参照してください。
なお,BCU/CSU/MSU二重化時に運用系および待機系の両系BCU/CSU/MSUを同時に交換した場合には,restoreコマンドを使って次の手順で復旧します。
- restoreコマンド実行時に系切替が発生しないようinactivate standbyコマンドで待機系をinactivate状態にします。
- 運用系でrestoreコマンドを実行します。これによって運用系が再起動します。
- activate standbyコマンドで待機系をactivate状態にします。
- ppupdateコマンドおよびsynchronizeコマンドで運用系と待機系を同期させます。
- オプションライセンスを導入している場合,ライセンスキーを反映させるためにreload no-dump-image standbyコマンドで待機系を再起動します。
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