コンフィグレーションガイド Vol.1

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12.1.9　障害の表示

装置内で故障が発生した場合，および装置内で故障が発生中に<Main Menu>から「Alarm」を選択した場合，故障部位または機能の切り分けを行うためにシステム操作パネルに障害を表示します。BCUボード，CSUボードまたはMSUボード上のSYSTEM LEDが赤点灯している場合は，装置障害が発生していることを示す障害表示を行います。また，SYSTEM LEDが橙点灯している場合は，装置の部分障害が発生していることを示す障害表示を行います。

障害表示は，エラーレベルE9，E8，E7，E6，E5の障害に対して行い，エラーレベルの高い障害を優先的に表示します。障害個所が修復されると，障害表示は自動的に消えます。

＜この項の構成＞
(1)　障害表示
(2)　障害表示中のメニューの表示
(3)　ほかの情報表示との関係
(4)　多重障害時の障害表示

(1)　障害表示

障害が発生すると，エラーレベルとともにイベント発生部位とメッセージIDを，バックライトを点滅させながら表示します。［ENTR］キーを押すと，インタフェース識別子とその障害のメッセージテキストをバックライト点灯で表示します。再度，［ENTR］キーを押すと，<Main Menu>を表示します。メッセージテキストは，画面左側に移動しながら繰り返し表示します。

図12-18　障害表示の表示例（NIFでハードウェア障害を検出した例）

[図データ]

(2)　障害表示中のメニューの表示

障害表示中，装置情報の表示や動作指示を行うために<Main Menu>を表示するには，メッセージID表示の場合は［ENTR］キーを2回，メッセージテキスト表示の場合は［ENTR］キーを1回押します。

次の場合，メニュー表示から障害表示へ戻ります。

(3)　ほかの情報表示との関係

ほかの情報表示を行っている場合でも，障害が発生した場合は障害表示を優先して表示します。ただし，動作指示を行っている場合は，障害が発生しても障害表示を行いません。動作指示が終了したあと，障害表示を行います。

(4)　多重障害時の障害表示

多重障害が発生している場合は，エラーレベルを囲む括弧を【 】で表示します。多重障害時には，［FWRD］キーまたは［BACK］キーを押すごとに，表示モードを維持しながらほかの障害表示を順次行います。例えば，メッセージID表示をしている場合はほかのメッセージID表示を行い，メッセージテキスト表示をしている場合はほかのメッセージテキスト表示を行います。表示中の障害表示が発生している障害の中でエラーレベルが最上位のものでない場合は，表示してから30秒後にエラーレベルが最上位の障害表示に戻ります。

図12-19　多重障害時の障害表示

[図データ]

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