ハードウェア取扱説明書
- <この項の構成>
- (1) AC100V電源用コンセント
- (2) 分電盤
- (3) 分電盤への給電条件
(1) AC100V電源用コンセント
AC100V入力には,下記のコンセントを使用してください。このコンセントは一般の電気設備工事店で販売されています。
コンセント:JIS−C−8303(15A 125V)接地形2極差し込みコンセント
図2-2 接地形2極差し込みコンセント(15A 125V)
- 必ず接地付きのコンセントを使用してください。接地を取らずに使用すると,感電の原因になるとともに,電気的雑音により,障害発生の原因となります。
(2) 分電盤
本装置に給電する分岐回路には,ヒューズフリーブレーカ(FFB)などの遮断器を付けてください。なお,ヒューズフリーブレーカ(FFB)の定格,ヒューズフリーブレーカおよびコンセントの必要数は,「表2-2 遮断器の定格電流」を参照してください。
表2-2 遮断器の定格電流
モデル ヒューズフリー
ブレーカの定格電源の冗長化 ヒューズフリー
ブレーカの必要数コンセントの
必要数AX5402S−AC 15AT 単相 AC100V
(15A回路用)なし 1 1 あり 2 2 AX5404S−AC 15AT 単相 AC100V
(15A回路用)なし 2 2 あり 4 4
- 電源を冗長化する場合には,異なる電源系統からそれぞれの電源機構に給電することで,電源設備系統を2系統化することができます。
- 分電盤は操作が容易に行なえるように,本装置の設置場所と同じ部屋か,近接する部屋に設置することをお奨めします。
(3) 分電盤への給電条件
分電盤へ供給される電流の容量は「(2) 分電盤」で示す遮断器の動作電流より大きくなるようにしてください。
- 分電盤へ給電される電流容量は,遮断器の動作電流より大きくなるようにしてください。分電盤への電流容量が遮断器の動作電流より小さいと,異常時に遮断器が動作せず,火災の原因となることがあります。
- 一般に,遮断器の動作電流は定格電流より大きくなっています。使用する遮断器の仕様をご確認ください。
また,本装置の電源を投入すると,「表2-3 突入電流」で示す突入電流が流れます。突入電流により,電源設備の電圧低下が起こらないようご検討ください。
表2-3 突入電流
モデル 電流 時間 AX5402S−AC 40A 300ms AX5404S−AC
- 本装置の電源を投入すると突入電流が流れます。突入電流により,電源設備の電圧低下が起きないように考慮してください。電圧低下が起きると,本装置だけでなく,同じ電源設備に接続された他の機器にも影響をおよぼします。
- 上記の突入電流は,電源機構1個あたりの値です。
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