運用コマンドレファレンス Vol.1
[機能]
ダイナミックに学習したフィルタリングデータベース情報をクリアします。
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[入力形式]
clear fdb [ vlan <VLAN ID list> ][ port <Port list> ][la-id <LA ID list>][-f]
[パラメータ]
- 省略
- すべてのフィルタリングデータベース情報をクリアします。
- vlan <VLAN ID list>
- 指定VLAN ID(リスト形式)のフィルタリングデータベース情報をクリアします。
- 指定できるVLAN IDの値の範囲は,1〜4095です。
- port <Port list>
- 指定ポート番号(リスト形式)から学習したフィルタリングデータベース情報をクリアします。指定できる回線番号の値の範囲は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。
- la-id <LA ID list>
- 指定リンクアグリゲーショングループID(リスト形式)から学習したフィルタリングデータベース情報をクリアします。指定できるリンクアグリゲーショングループIDの値の範囲は,1〜128です。
- -f
- クリア確認メッセージなしで,フィルタリングデータベース情報をクリアします。
[実行例]
VLAN IDとポート番号を指定した場合のフィルタリングデータベース情報クリアの実行結果画面を次に示します。
図22-3 VLAN IDとポート番号を指定時のフィルタリングデータベース情報クリア
>clear fdb vlan 90 port 1/9 fdb clear OK? (y/n): y >クリア確認メッセージなしでクリアしたときの実行結果画面を次に示します。
図22-4 クリア確認メッセージなしでフィルタリングデータベース情報のクリア
>clear fdb vlan 100-200 -f >
[ユーザ通信への影響]
再度学習が完了するまでフレームがフラッディングされます。
フラッディングによる影響が少ない時間帯に実施してください。
[応答メッセージ]
clear fdbコマンドで表示する応答メッセージを次に示します。
表22-4 clear fdbコマンドのメッセージ一覧
メッセージ 内容 Can't execute this command in standby BCU. このコマンドは待機系BCU上では実行できません。 No operational Port. 指定した<Port list>に実行可能なポートはありません。または,<LA ID list>で指定したリンクアグリゲーショングループIDに実行可能なポートはありません。 Specified VLAN is not configured. 指定VLANは定義されていません。 Connection failed to L2 Manager. L2Managerプログラムとの通信が失敗しました。コマンドを再投入してください。頻発する場合は,restart vlanコマンド(「restart vlan」参照)でL2Managerプログラムを再起動してください。 Can't execute. コマンドを実行できません。
[注意事項]
なし
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