運用コマンドレファレンス Vol.1
[機能]
CP,PSU(AX5400SではBSU)レジスタ情報を設定します。
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[入力形式]
AX7800Sの場合 set register [-f] cp <start_address> <data> set register [-f] psu <PSU No.> <start_address> <data> AX5400Sの場合 set register [-f] cp <start_address> <data> set register [-f] bsu <start_address> <data>
[パラメータ]
- -f
- 確認メッセージなしでコマンドを実行します。
- cp
- CP-CPUのレジスタを指定します。
- psu【AX7800S】
- PSUのレジスタを指定します。
- <PSU No.>【AX7800S】
- 対象となるPSU番号を指定します。指定値の範囲は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。
- bsu【AX5400S】
- BSUのレジスタを指定します。
- <start_address>
- 設定するレジスタの先頭アドレス(16進数)
- <data>
- 設定するデータ(1〜16バイト長の16進数)
[実行例]
set registerコマンド実行後の表示例を「図14-6 レジスタ情報の設定【AX7800S】」「図14-7 レジスタ情報の設定【AX5400S】」に示します。
CP先頭アドレス0x80000000,設定データ0x11223344556677を設定します。
図14-6 レジスタ情報の設定【AX7800S】
> set register cp 0x80000000 0x11223344556677 If the specified address or data length is inaccurate, CP or PSU may be restarted. OK? (y/n):y >図14-7 レジスタ情報の設定【AX5400S】
> set register cp 0x80000000 0x11223344556677 If the specified address or data length is inaccurate, CP or BSU may be restarted. OK? (y/n):y >
[表示説明]
なし
[ユーザ通信への影響]
本コマンドを販売元の指示なく使用し,設定するレジスタのアドレスや設定データを誤って指定した場合,装置が誤動作して正しく通信できなくなるか,またはCP/PSU(AX5400SではBSU)が再起動するおそれがあります。
[応答メッセージ]
表14-13 set registerコマンドのメッセージ一覧
メッセージ 内容 Illegal PSU -- <PSU No.>. PSU番号が範囲外です。<PSU No.> PSU番号 Illegal address value -- <start_address>. 入力した先頭アドレスの形式が正しくありません。<start_address>先頭アドレス Can't execute this command in standby BCU. 待機系BCUでこのコマンドは実行できません。 Not operational CP . 指定CPは非運用状態です。 Not operational PSU <PSU No.>. 指定PSUは非運用状態です。<PSU No.>PSU番号 Not operational BSU. 指定BSUは非運用状態です。 Can't access address <start_address>. 指定アドレスの領域にはアクセスできません。<start_address>アドレス Can't execute. コマンドを実行できません。
[注意事項]
- 先頭アドレスの指定は,CP/PSU(AX5400SではBSU)内のCPUからみたアドレスを指定します。
- 指定された先頭アドレスの値に関わらず,アクセスの開始位置は4バイト境界位置からとなり,アクセス単位は4バイトとなります。
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