運用ガイド
本装置のIPv6マルチキャストルーティング情報でMLD機能を設定した場合の確認内容には次のものがあります。
- <この項の構成>
- (1) インタフェース情報
- (2) グループ情報
(1) インタフェース情報
show ipv6 mld interfaceを実行して,次のことを確認してください。
- Interface欄に表示されているインタフェースを確認してください。表示されているインタフェースでMLDが動作しています。期待したインタフェースが表示されない場合はpim6またはmldコンフィグレーションを確認してください。また,そのインタフェースに障害が発生していないか確認してください。
- 該当インタフェースのGroup Count(加入グループ数)を確認してください。0の場合は加入グループが存在しないかグループ加入ホストがMLD-Reportを広告していない可能性があります。ホストを調査してください。
- Version欄に表示されているバージョンが当該インタフェースで使用しているホストと接続可能であるか確認してください。
- Notice欄にコードが表示される場合はMLDパケットが廃棄されています。コードから廃棄理由を調査してください。
図6-91 show ipv6 mld interfaceコマンドの実行結果
> show ipv6 mld interface Total: 10 Interfaces Interface Querier Expires Version Group Count Notice Tokyo fe80::100:87ff:fe10:2959 02:30 1 4 L Osaka fe80::100:87ff:fe10:2959 01:30 2 2 Nagoya fe80::100:87ff:fe10:2959 - (2) 5 QR Office1 fe80::1234 01:00 1 3 Q Office2 fe80::2592 02:30 1 6 (以下省略) >
(2) グループ情報
show ipv6 mld groupを実行し,Group Address内のグループを確認してください。存在しない場合,次のことを確認してください。
- そのグループメンバ(ホスト)がMLD-Reportを広告していない可能性があります。ホストを調査してください。
- 本装置のMLDインタフェースのバージョンとホストのMLDバージョンを確認して,ホストと接続可能であることを確認してください。
- ホストがMLDv2 Queryを無視する場合,MLDv2は使用できません。当該インタフェースのMLDバージョンを1に設定してください。
図6-92 show ipv6 mld groupコマンドの実行結果
> show ipv6 mld group brief Total: 20 groups Group Address Interface Version Mode Source Count ff15:100::50 Tokyo 1 - 9 ff15:100::60 Osaka 2 INCLUDE 2 ff15:200::1 Osaka 1 - 0 ff15:200::2 Nagoya 2 EXCLUDE 1 (以下省略) >
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