運用ガイド

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6.2.2 FDBの運用状態を確認する

VLANを使用した場合の,FDBに関する確認内容には次のものがあります。

<この項の構成>
(1) FDB情報の確認
(2) MACアドレス学習数の確認

(1) FDB情報の確認

show fdbコマンドを実行し,FDBに登録されているMACアドレスとそのMACアドレスを宛先とするフレームの中継先を確認してください。show fdbコマンドにより,MACアドレス学習により登録したアドレスを確認できます。本コマンドで表示されないMACアドレス宛のフレームはVLAN全体にフラッディングされます。

図6-12 FDB情報の表示

> show fdb
MAC address        VLAN  Aging-Time   Type     Port-list
00:12:E2:42:c3:ba     1         230   Dynamic  1/1-10, 3/1
00:12:E2:01:10:00   200     1000000   Dynamic  4/1
00:12:E2:02:20:13   200         310   Dynamic  2/1
>

(2) MACアドレス学習数の確認

show fdb learning-counterコマンドを実行し,MACアドレス学習による現在の学習アドレス数を確認してください。学習アドレス数はポートごとの合計を表示します。コンフィグレーションコマンドfdbのlimit-learningサブコマンドによりMACアドレス学習数を制限していてCount数とLimit数が一致している場合は,それ以上のMACアドレスを学習できない状態です。Typeは,その状態で学習の対象となる送信元アドレスを持つパケットを受信した場合の動作を示します。

図6-13 MACアドレス学習数の表示

> show fdb learning-counter
Port counts:8
Port       Count   Limit  Type
2/0            0       -  -
2/1       100000  125000  Discard
2/2            0     300  Forward
2/3           50       -  -
2/4           45       -  -
2/5            0     300  Forward
2/6            0     300  Forward
2/7           22     300  Forward
>

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