コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1
全イーサネット回線の最大フレーム長を設定します。
[入力モード]
グローバルコンフィグモード
[入力形式]
- 情報の設定・変更
- ethernet-jumbo-frame <Length>
- 情報の削除
- delete ethernet-jumbo-frame
- 情報の表示
- show ethernet-jumbo-frame
[サブコマンド入力形式]
なし
[モード階層]
なし
[パラメータ]
- <Length>
- イーサネットの全回線のFCSを除いたEthernet V2形式フレーム※での最大フレーム長を設定します。本設定で1500オクテットを超えるフレームを中継できるようになります。IP情報のmtuを合わせて変更することで,IPパケットのフラグメント化するサイズを大きくすることも可能となります。なお,802.3形式フレーム※の最大フレーム長の設定はできません。
- 注※ 「解説書 Vol.1 4.3 MACおよびLLC副層制御」のフレームフォーマットを参照してください。
- 本設定はLine情報にjumbo_frameサブコマンドが設定されていた場合,その回線には反映されません。設定値を次の表に示します。接続相手と最大フレーム長およびIP MTU長の設定をあわせてください。
表3-8 各回線の最大フレーム長の設定
項番 ethernet-jumbo-frameの設定 Line情報のjumbo_frameサブコマンドの設定 最大フレーム長(オクテット) 1 あり あり Line情報のjumbo_frameの設定値※ 2 省略 ethernet-jumbo-frameの設定値※ 3 省略 あり Line情報のjumbo_frameの設定値 4 省略 1518 注※ 設定値は,IP情報のmtuパラメータに18オクテット以上加算した値としてください。18オクテット未満の場合は,IP情報のmtuパラメータが本設定値から18オクテット減算された値で動作します。
- 本パラメータ省略時の初期値
1518オクテットとなります。
- 値の設定範囲
1518〜9596オクテットとなります。
- メモリ上に記憶しているランニングコンフィグレーションの本パラメータを変更した場合,Line情報のjumbo_frameサブコマンドを設定していない,すべてのイーサネットの回線が再起動します。ネットワーク経由でログインしている場合はご注意ください。
- 特定のイーサネットの回線だけを再起動させたい場合は,Line情報のjumbo_frameサブコマンドを設定してください。設定した回線だけが再起動されます。
[サブコマンド]
なし
[入力例]
- 各回線の最大フレーム長を8000オクテットに変更します。
(config)# ethernet-jumbo-frame 8000 (config)# show ethernet-jumbo-frame ethernet-jumbo-frame 8000 (config)#- 情報の表示例です。
(config)# show ethernet-jumbo-frame ethernet-jumbo-frame 8000 (config)#- 情報の削除例です。
(config)# delete ethernet-jumbo-frame (config)# show ethernet-jumbo-frame (config)#
[関連コマンド]
ip(IP情報)
line(Line情報)
[注意事項]
- 出力回線がシェーパ付きSFP(NE1GSHP-4S,NE1GSHP-8S)の場合,最大フレーム長は2000オクテットになります。
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