解説書 Vol.1
DHCP/BOOTPリレーエージェント機能がDHCP/BOOTPパケットを中継するときの設定内容を次の表に示します。
パケットヘッダ
フィールド設定条件 条件を満たす場合に設定する内容 クライアント→
サーバサーバ→
クライアントDHCP/BOOTPヘッダリレーエージェントアドレス 0.0.0.0の時
- 受信インタフェースにマルチホームの設定がない場合,受信インタフェースのIPアドレスを設定します。
- 受信インタフェースにマルチホームの設定がある場合,運用コマンドのshow dhcp giaddrコマンドで表示されるIPアドレスを設定します。※1
− DHCP/BOOTPヘッダブロードキャストフラグ 1のとき − 宛先IPアドレスを制限付きブロードキャスト※2に設定します。 0のとき − 宛先IPアドレスをクライアントIPアドレスに設定します。
宛先MACアドレスをクライアントハードウェアアドレスに設定します。DHCP/BOOTPヘッダBOOTP REQUEST HOPS DHCP/BOOTP REQUESTパケットをDHCP/BOOTPサーバへ中継するとき 1増加させます。 − IPヘッダ送信元アドレス 0.0.0.0のとき 送信インタフェースのIPアドレスを設定します。 − IPヘッダ宛先アドレス 制限付きブロードキャスト※2のとき Relay Addressを設定します。 − (凡例) −:該当しない
- 注※1
- show dhcp giaddr interface<受信インタフェース名>と入力すると,DHCP/BOOTPパケットフィールドのリレーエージェントアドレスに設定するIPアドレスが表示されます。
- show dhcp giaddrコマンドについては,マニュアル「運用コマンドレファレンス Vol.2」を参照してください。
- 詳細については「11.10.4 ネットワーク構成例 (4) DHCP/BOOTPクライアント接続インタフェースにマルチホーム設定がある構成例」を参照してください。
- 注※2
- IPブロードキャストアドレスで,255.255.255.255または0.0.0.0の形式を持つIPアドレスを示します。
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