コンフィグレーションガイド Vol.3
- [設定のポイント]
- VRFでIPv6 PIM-SMを使用するために,VRFにIPv6マルチキャストルーティング機能を設定し,そのVRFの一つ以上のインタフェースにIPv6 PIM-SM(sparseモード)を設定します。IPv6マルチキャストの送信者と受信者が本装置に直接接続するような,隣接ルータが存在しないVRFでも本設定は必要です。
- IPv6 PIM-SM(sparseモード)の設定はインタフェースコンフィグレーションモードで行います。例として,VPN 2にVRF 10を対応させ,VRF 10のインタフェースVLAN 10のIPv6アドレスを2001:db8:10::1/64としたIPv6 PIM-SM構成例を次の図に示します。
図31-2 VRFでのIPv6 PIM-SM構成例
- [コマンドによる設定]
- (config)# interface vlan 10
VLAN 10を設定します。
- (config-if)# vrf forwarding 10
VLAN 10 をVRF 10に設定します。
- (config-if)# ipv6 address 2001:db8:10::1/64
(config-if)# ipv6 enable
VLAN 10にIPv6アドレスを設定します。
- (config-if)# ipv6 pim
(config-if)# exit
VLAN 10にIPv6 PIM-SMを設定します。
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